あ~ほ~ばんざい~


信砂岳にうっすらと雪が降った。
きっと1週間後に旭川に積雪があるだろう その1週間後に増毛や留萌に積雪があると思うのだが
どんどん雪が積もる時期が遅くなっている気がする。
一言で自然には逆らえないと言うが小さい自然は人間の手によってかなり克服している。
何事も程度の問題でわかり易い言葉には危険が一杯詰まっている。
雪が降る頃になるとアチコチの沼や三日月湖に川から魚が遡上して来るが殆どの沼や三日月湖は人工的に作られた落差溝が有る為に生まれた処に戻る事は難しいが知る限りで1か所だけは落差溝が無い沼があり 
毎年この時期そこに見にゆくがここで生まれたのか放されたのかわからんが今やなぜこの魚がここに居るのだと思う魚に出逢う。
一度は時期は早いがグッピーを見た事がある。
色の綺麗な魚は他の魚に食われる確率が高く生延びる事は難しいはずなのに
生きる生きようとする力は凄い

この頃になると北竜や雨竜の沼にはあれだけ沢山いた渡り鳥も居なくなっているが極わずかだが渡りそこねたのか鳥が残っている時もある。
大型の渡り鳥には空気抵抗を減らす為にV字編隊飛行を組んで次の越冬地に飛んでゆくが
若く体力と方角を正しく知る知恵のある鳥が年老いた鳥や子供の鳥を守りながらV字の先頭に立ち疲れたら次の鳥にと変りながら飛んでゆく
それでも過労で海にポッテと落ちてしまう鳥や無事着いても過労でエサを探す事もままならずにオッチヌ鳥もいるらしい
頭もいい体力もあるが相当のアホ~でもあるがア~ホ~が次の時代を作るのかも知れん。
どこか新天地を目指す北海道初代開拓者の姿に重なるのである。

今シーズン終了


今年は一度も出動する事がなく終わったが訓練をする事もなかった。
歳食ったせいかだんだん海に積極的に出たいとも思わなくなっている 
このマリーナには今年から海で生計を立てて来た海のプロが居るので一度一緒に海に出て下さいとお願いしてるのだが
 忙しすぎて実現出来ていない

自己研磨型船底塗料は動かしていないので汚れが付いている。
船底が汚れると抵抗が掛かりすぐ一割や二割のスピードは落ちるし燃費も悪い 
酷い場合はエンジンのオーバーヒートを招く今はヒートセンサーが付いてるので警告の回転制御が掛る為に焼き付くところまでは行かないが広い海で制御が掛ると「 お~お~どしたどした 」とかなり不安になる。
時間数乗る船はいい船底塗料は高いが燃費ですぐ元を取ることが出来るので価格だけを重視する事は一概にいい決断とは言えない。


火事は泥棒と違いすべてを奪ってゆく。
中一の時に原野二線の養豚場の向かいにあった石炭小屋より少し大きい水道も電気も無い
家族5人が住む家が近所の火事で延焼し突然家族が住む家を失った。
悪ガキだった俺にその時の同級生が八幡屋の前に立ち募金活動をして呉れた当時の担任は行徳千里先生だった。
あちこちから集まった、 おそ70,000円と言うお金が手渡された家族はそれを元手にそれぞれの地に分かれていった。
母親には何があっても恩は忘れてはいけないと言われたが その時に留萌市民に受けた恩はまだまだ返し切れていない
返すにも誰だかわからん 目の前を歩く人かもしれんもうすでに鬼籍に入ってる人かもしれん 
利息はどんどん膨らむばかりなのだ。
生まれは何町だかよくわからんが留萌市に生まれた事は本当に良かったと思って来たし
暖房器具と言えば火鉢しかない内地の生活でも支えになって来た。


あと数日で今年の仕事が終わる。
今度はマキストーブにオデンでも乗っけて置きます。

小っさい男の秋です。

俺はほんと小っさい男だと実感している。
30年間実子のように思ってきた子の親が戻って来た 
その十数年振りの親子の対面を見てからは自分の人生を改めて見詰めているが
なぜか虚しいのだ。
数人の親代わりをしてきて こんな思いは何度か経験してきた筈なのにやっぱり歳なのだろうか

後ろをよく見える様にアクリル板の位置を入れ替えた。
そこに親子が一緒に車に乗って現れ娘が
「 おじさんこんなにして違反でないの 」と俺に聞く
父親は「 全長の一割以内だから違反ではないのさ 」とさもったらしく言う。
俺は俺が聞かれているのになぜ、お前が答えるんだとムッと来た。
誰が一体良かったのか 30年間日送りをし続けた奴が良かったのか
日送りをして貰っている事を子供達に報告し続けた別れた嫁さんが良かったのか
どっちにせ良い事なのだが。


秋は地方に出かける仕事が多く夜明け前に出ようと出発する。
牧岡台地から雲海に包まれた空知平野を夜明けに見下ろす。
この時期だなと思いちょっと回り道をしようと


38号線の廃校になって子供らの姿が消えた小学校に立ってる銀杏の木に寄って拾った。
もう誰も拾う子は居ないのか沢山落ちていた。 
近所のアンソニー・クインに似た住人に見つかってオラ~オラ~誰に断って拾ってるのだとミジカメ料を取られる前にと銀杏を沢山拾って来て
皮を剝いて軽く干しあがったらこんなに沢山あった。


翌日戻ったらお貰いボックスに大根が乗っかっていた。


中には型のいいガヤが大量に入っていた。
蝦夷メバルは煮付けでも刺身でもソイより美味い
早速捌いて一人で食った 食いきれないのであちこちに配る。
ここに居さいすれば誰か彼かが見守っていて呉れる事を実感する。
こうして小っさい男の日々が過ぎてゆく