検査

小型船舶検査を申請する者として北海道検査の実態を

ここも検査日は月に一回でここは札幌検査機構から一番近いルートを通っても約157キロあり
コース上に厚田検査、浜益検査、増毛検査、留萌検査、とあり検査が終わったら往復314キロ越を日帰りをしている。
なぜに検査員が日帰りをするかと言ったら一日も早く乗りたいと言う要望に応えて証書を発行する為に帰るのだ。

北海道は小型船舶隻数14000隻がありそれを函館支部と札幌支部で分けている。
想像するには大雑把に案分しても知床管轄の札幌支部の在隻数は12000隻ほどあり3年に一回の検査と他に機関換装や改造等の臨時検査があり
年に4~5000隻をわずか3~4人程度で雪の無い8カ月間だけ検査してるので
検査員一人が月におよそ150~200隻を検査してる計算になる
北海道は検査員には過酷で検査範囲が広すぎ期間も限られている為に隻数も集中するのだ。
ウトロ漁港は一番遠く片道420キロありコース上に斜里、ウトロ、小清水、清里、藻琴がある為に検査しながらウトロに向かう。

淡水湖やダム湖にある船も検査対象船になる。
現在では要望があれば余程外れていない場合は小さなボートでも山の中に有っても所有者の置いてる場所まで検査に出向くので実際の距離は更に多い
集合場所は港などが多いが待合せに時間を来ない奴や忘れていて
今すぐ行くから待ってくれと言う者までいて
その為に検査員は夜明けと共に自宅を出て来る。
検査を落とすと月に一回しかない為にシーズンを逃してしまう。
それで検査員に様々な代替え案を提示したり、脅したり、泣き落しに掛かり
ここで検査員も人の子となってしまう事もあるだろう。

船は船舶検査 車は車検があり
検査は犯罪捜査ではない ヒビや傷や隠そうとした部分を分解したり内張りを剥して検査は出来ない すべてを検査する事は出来ない
検査員とどんなやり取りがあったか知らないが
これを逃したら次回検査は来月になりシーズンを逃し経済的な損失が大きいので
俺なら「 出港する時は無線と衛星電話は必ず直しますので今はAUを 」
と頼み込み約束通り直してから出航する。

そもそも法廷備品も揃っていない船の検査を申請する船主に問題がある。
検査は船主が立ち会うのが原則で船長ではない

保健所の検査も消防検査も検査は検査があると言う事に意味があり
野放しにやりたい放題にはさせませんと言う意思表示なのだ。

俺は臆病で小心者なので船検を代行するとぐったり疲れて
その日の仕事は終業し代行料8000円を持って日帰り温泉に行く
検査員は検査は続きを終わったら証書発行の為に日帰りをする。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA