今年も増毛の季節がやってきました。
出逢った人に、10年後にまた逢いましょうと言うのが何十年らいの口癖だが
名前も住所もこちらかは聞かない事にしてるので言いたくなければ言わなくていいし、こちらもあえて言う事はない ここに来てまだ3年だし滅多に同じ場所に住み続ける事はないので無責任と言えば無責任
それでも中には留萌 増毛と探して来てくれ結婚相手を紹介してくれる子達もいるので縁とはそんなもんだと思っている。
増毛は毎年春から秋に掛けて緑も沢山あり食い物もリンゴやブドウ果物や海の物も美味い 山も海も綺麗 箸別の緑のトンネルが肺の中まで綺麗にしてくれる。
10年ほど前に偶然知り合った小さな子が毎年来てくれる。
そして帰ると必ず手紙をくれる それも食べた物や見たものを手書きで書いて送ってくれる。
こんな手紙が毎年数通貰う 中には一度も逢った事のない子からもある。
時計は安くても10分以上遅れないで時を刻めばいい 車は乗れればいい 家は寝れればいい
俺にとっては何ものにも代えがたい手紙と言う枠を遥かに超えた宝になっている。
さてお返しは増毛の景色の三段重ね重箱でも送ろうか
どんな子になってるのか 一番喜ぶのは何かと考える幸せな時である。
本棚の一冊を選んでみる 幸せな未来を思わせるそんな本を送ろうと思う。