チョウザメ一家エビタコのお里 見参

俺は子供の頃に小さな事の楽しい思い出が沢山あり楽しい記憶に立ち戻る処があった奴は立ち直ると考えてる。

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田舎の神社祭は大人は神社に集まり酒でもカッ食らい呑んでればいいが子供が可哀想せいぜい18年しか
その村に居ないで大方の記憶と方向が定まると思うのだが
7月19日と20日に三つ隣の集落の舎熊神社祭に夜店が出ないらしいと言うので神社世話役にタコ焼きの夜店を出すかなと
代診するとぜひとの事だったので夜店を初めて出した。

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旅回りの任侠一代なんちゃら一座の後に抽選会
抽選券を三枚も貰う
景品は自転車にメロンにイカ一箱などハズレ無しの大盤振る舞い
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こっちは増毛の影絵旅回り一座
ネタはお宝きゅうべ~と山賊の話あと一話

およその人数は最初から把握出来る。
甘エビ唐揚げもタコ焼き5個入りも200円なので1万の大台は超える事は無いだろうが
材料費とエビタコのお里姐さんの人件費やガスや油代を引くと大幅な赤字だが 元々走り終えてから考えるタイプなのでオリャ~と決行
保健所に許可を貰いにゆくが固定店舗と違うのか お代官様から中々許可が下りない、鑑札手形代は普通は一万何がしか掛かるらしいがお代官様の気持ちで減免に、
鑑札手形代2200円を払い
露天商を初めてやる事に代紋は初代チョウザメ一家エビタコのお里と決定
行って見ると留萌の露天商の二代目が来ていたので、エビタコのお里、挨拶に
二代目は俺とは違い大上段に構える事もなく
「 地元は大事にしないと 」とぼそっと言う。
上川のお祭りとぶつかっているらしく誰も来ないと言う。
一人で綿アメとクレープを掛け持ちしてる。
俺と初代はお互いメチャクチャ元気な遠い昔に逢っただけなので二代目とは面識があまりなく
黙っていようかとも思ったが 商売敵にもなるし余計な摩擦はご法度と名乗った。
「 地元は大事にしないと 」と言った彼は大赤字だった思うし
お祭りを渡り歩いてるので毎日が楽しく過ごしてると思ったが意外な事に
店番も交代要員もいないのでどこにも行く事は出来ずに堪えてタダタダ立ち尽くすのだ。
後ろ姿が、う~ん渋い~哀愁が~健さんみたいに渋すぎる。

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舎熊の山にカラスがカ~と飛んでイ~カ~と
来年は村の人口が決まってるので品数でイカ焼きでもと思ったが二品しか許可が下りない
2日間の出店はどう見てもお互いに大赤字 
寡黙な二代目が綿アメを沢山くれた。

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