 
 
小鹿野町から国道299号線をどんどん進む旅籠か峠の茶屋かと思われる廃屋がアチコチにある
昔の木賃宿や峠茶屋は諸藩を跨ぐ情報交換の場所になり、その店主はひと方の人物だったと思われる
当然山賊もロクデナシも居ただろうが朝ドラのトキがどの道を通って女ひとり松江から東京に行ったのかとても興味がある
鳥取の貧農の出のおっかさんは離れ離れになる別れ際に騙す人より騙されるひとになりなさいと言ったが
旅の安全は儒教「五常の徳」や誰も見ていなくとも「お天道様が見てる」と言った教えが旅の安全を守ったのだと
英語などでこれらにピッタリハマる言葉はなんだろう
God is looking over youとも違うような気がする
「思いやり」がマナーとも違うし「誇り、矜持」がプライドともやはり違う日本や儒教独特の文化なのかと思うのだが
改めて日本語の大切さを知る
 
 
秩父小鹿野真福禅寺 ここから山奥に入っていくが途切れ途切れに集落がある
記憶ではセコンドギヤでなければ登れない国道は初めてで止まって車を降りると思っても
サイドブレーキは効かないので止まる事は出来ないほどの坂
 
 
それでもそのさらに山奥にまた集落があり何で食っていくのか不思議
ま~何処でも住めば都と言うのは本当だと思うが
平家の落人だろうがなんだろうが何百年もの歴史があると思うので田舎で余生をなどと移住しても慣れるまでは苦労するのは当たり前の話
北海道とは違い家々が大きく立派
増毛などはこれがひとの住む家かと思う様な小さなバス停より少しましな家はまだ沢山あるが
考えると周辺市町村の中でも増毛は小さな家が特に多いがそれが貧乏とは違うような気がする
なんでだろう
俺の家は13畳一間で台所風呂便所も納まってる、
趣味の旅行を取るか家を取るかと言ったら・・・
 
 
国道299号線 十石峠 軽がすれ違うのがやっとなのだが物好きが酷道に挑戦してくる
大きな4駆からバイクそれもトライクまでがいる
 
 
俺はカメラマンにはなれない事がハッキリした
う~んあっちはナンタラ山でこっちはカンタラ山でと見ていたら下から赤いフルカウルでサイドバック付き大型バイクが登って来て砂利の駐車場に入って左にコケた
足を地面とに挟み起き上がる事が出来ない
ついうっかり大声で何やってるのだと言ってしまって階段を急いで下りたが着いた時に駐車場に居たたった1人も加勢するがフルカウルは掴み処が無いので起こせない
大型バイクは自力で起こせないと免許は貰えないはずだと思ったが・・・・・
増毛の乗車切符をやりたい様な頭のそこそこの歳のオヤジは恥ずかしいのか緊張してるのか
一応大型バイクのインストラクターを持ってるので起こす前にチェンジをローに入れて起こさないと言うが聞かない
ニュートラルで起こすと勝手に走って行ってしまうしサイドスタンドを出したら後ろに引かないといけない
十石峠を無人のバイクが走るさまも面白そうだが
オヤジに手はここにと言いやっとバイクを起こし後ろに引いた
終ってからや~上から写真を一枚撮っておけば良かったと、
俺はカメラマンにはなれんと思った。
そう言えば何十回も船を曳航してるのに曳航してる写真は一枚も撮っていない

