小っせい通りの小っせい者

雪が降ってから野外に放置していた物を屋内に入れる為に毎日雪を掘っている。
プラスチックケースやブルーシートやスノーモービルなど特にブルーシートは除雪機で巻き込むと故障の原因にもなるし取除くのが大変なのだ。
だけど記憶はほんといい加減で確かここにと思って掘っても中々見つからない
およそ400坪あるボート置場や小屋周辺を掘って掘ってまた掘って出て来た物は夏に除雪機を預かっていた倉庫が冬には空くので倉庫までひぱって行くのだ。
もうクタクタで歳に勝てないが不思議な事に昔の事は鮮明に覚えているのだがついこないだ置いた場所を忘れている。
何かを頼まれた人には携帯に着信を入れて貰う様にして机に座ったらメモをするのだがメモすら忘れる事がある。
メモは頭と手が記憶するのだと思うのだが


昔は古い家を数軒買い駐車場にしたりしたがその一軒から大量の本が出て来て
日本の貿易がドッタラコッタラと教科書などを書き写したのか自筆で書いた物が沢山出て来た。
捨てるに捨てられず取っておいてあるが高校一年某ナンチャラと書いてある。
俺は小学校は言葉がうまく喋れづロクに行っていないし中学も以下同文であまり行っていない俺がいま思うのは小学生の書き順を習う時だけは真面目に行っておけばよかったと思っている。
現在生存している兄弟の中で俺だけが字が汚く読めないのだ。
ところがこの某ナンチャラ言う女子の字は小さい字だが読めるのだ、それだけでも凄いのにこの量を書く

う~んこれだけ勉強をし努力したのだから勉強をした者としない者が将来に差が付くのは当然なのだと納得するのだ。
もはやこれは写経で修行僧に近いのではないかと

こちらは世界の地理がドッタラコッタラとこれも手書きで書いてある。
思うに現在はコピーで写し込むものを自分の判断で加除しながら手書きしているので現在の勉強とは全然違うのではないかと思う。
面白いのはノートでなく藁半紙に書いてあるのだがなぜにノートでないのか色々想像すると面白いのだ。
書き主に一度も逢った事もないが現在はどうしてるのだろうか
どこかの官僚でもやって悠々自適だと思うが
それともこれが普通の高校一年の勉強の仕方なのだろうか
年齢的に近いと思うのだが小っせい通りの小っせい大した努力もしなかった俺の現在を思う時にこの書き物を見ると自業自得と納得してしまうのだ。

さ~今日も雪堀人足をせんといかんが俺には肉体労働はピッタリだと思う。
この歳になって思うのは自分のレベルを下げる事は簡単で癒されるがレベルを上げる事は難しい
いまニューヨークで苦労をしてるのは貴顕社会しか知らない
お姫様に合わせ所作も変えなければならない圭さんの方ではないのかと思ってしまった。
幼児期からの努力や勉強で身に付いたものは自然に出て来る そこに小っせい通りの小っせい者が合わせる事は中々難しく
俺は嫁さんに合わす事は出来なかった。

北緯40度 ニューヨークは冬に入ったが嫁さんを寒さから守るのは亭主の役目なのだ。
頑張ってほしい

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