ラーメン屋今季終了


この黄昏た場所で5月から一人でやった土日ラーメンが昨日で今シーズンは終了した。


週2日間の営業の為に前日金曜日に仕込みをするので営業60日 仕込み30日で計90日間働き
自分の人件費は取る事は出来なかったが水道ガス電気以外はすべて前金仕入れで残りはこれ
28、760円1日当りの粗利は429円 
減価償却はなし 奥消費も見ていないが試食と奥消費の区別は分けにくいので勘案はしないが食材は残り4日間では食い尽くせない
途中から掃除以外は自分でやる羽目になったが試行錯誤の繰り返しだった。
いいホタテが思う様に買えなかった事と原価率を考えた事が裏目に出て思うような味が出なかった。
終盤に入って一日の目標を20杯に下げて思い切って勿体ないがその日の食材は毎日その日に処分するようになって少しは思った味が出るようになったが
7か月間で出した杯数はおよそ1500杯×平均600円 計約90万 
自分の人件費を1日6000円と見た場合は仕込みも含め90日働いたので540.000円
自分の事を考えると全くの赤字
問題は1日でも30日でもスタート準備に1日掛かる事で毎日営業した場合は無駄が大幅に減る。
営業は1日40杯までは自分一人で充分出来る。
俺の場合は本業があるので土日しか出来ないが毎日専念したらもっと良い結果が出る事は間違えない
開店の為に150万ほどの資金があれば誰に文句言われる訳でないラーメン屋が人生やり直しには向いていると言う根拠になっている。

人件費の掛かるテーブル席は作らないメニューも増やさない 経費は徹底的に減らしその分材料費に掛け
仕入れ先と近所付き合いを徹底するこれに尽きるような気がするのだが

25年前に誰が今の状況を想像しただろうか 街中にはテレビ電話を子供でさえ持ち歩き
車などはタダで貰う事さえ出来 土地付き家さえも貰い手がいない
あと数年後には無愛想な店員や窓口嬢に変りAI嬢がお客を瞬時にヨイショしながら店番をして呉れるだろう。
物販業ももう店舗では利益は出ないだろう終わってしまった。

軽トラからキャンプ用の箱を降ろす為に通販で買ったスリングベルト 幅25ミリ 長さ4メーター 価格は一本540円
あまりに安く何が送ってくるかと思ったが 吊ってる最中に切れたとしても高さ5センチ程度しか上げないので問題はないが勧めはしない

超巨大企業の車業界でさえ危ない状況のなか生き残るのは超優秀な頭の持ち主か損得を優先するAIが関わらない損する業界以外は生き残る事は出来ないだろう。
損をする業界とは割に合わない業界で働いてもバカ臭い それも一人でチマチマとやり食っていけさえすれば良いと言う業界が残る可能性は多いだろうと思う。
もう地球全体が消費を中心に成長し続ける事は無理があると思うので
来年も楽しく悩んでチマチマとラーメン屋をやろうと思うのだ。
ラーメン一緒に食ったら親友らしいぞ 毎度ありがとうございました。

2 thoughts on “ラーメン屋今季終了

  1. 美味しいラーメンをありがとうございました。機会があったらもっと食したい味でした。
    来年を楽しみにしています。

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