続自己責任

25日札幌に行って来た。
俺がいく場所はなぜか札幌市とは言うけれどここらの田舎より環境が悪い所が多い
そこは寂れたお寺がある拓北 札幌と言うより石狩と言った方がいい様な場末のほんと小さな孫請けなどが集まる処だった。
車で通り掛かりの一人か二人程度の鉄工場で見たものは今どきこんな作業方法があるのかと言う作業だった。

H鋼に手拭いをマスク代わりにしてエッチングプライマーを吹き付け塗装をしているのだ。
脳や肺に障害が残る半世紀前ならあったが今どき見た事がない 危険で決していい事ではない 
たった数千円のマスクを買わないのか知らないのか息苦しい為に使わないのか
今日さえ乗り越えればと言う刹那的な作業方法だった。
田舎なら当然誰かが注意するので田舎ではそんな危険な作業は見た事がない
都会の場末だからこそやってしまう作業方法なのだろうと思う。
発注者か元請けから下請け孫請けと行くと工賃は半分近くピンハネされるのはよくある事で
都会ほど末端の枝葉までの距離は遠く 防塵マスクすら買えないのか使わないのか分からないがそんな危険な作業が行われてゆく
数十年前にある大メーカーの枝葉の数物屋を一年半やった。
枝と葉っぱの違いは枝は残るが葉っぱは用が済んだらハイさいならとなる。
そこでは「 あまり儲けさせるな 言う事を聞かなくなる 」と公然と言う。
生かさず殺さずの状況を作り設備もろくにない環境でなにかあったら
自己責任 痛いのと弁当は自分持ちと言う。

なまじ札幌市と言うだけで地代も高いその高い地代を払う為に今日の日銭を稼ぐ   それがまた安い単価の誰も受けんような物を引き受ける元になってゆく
自己責任にもピンからキリまであるが
出来のいい奴は他っておいてもなんとかするが行政はそんな日の当たらない処にこそ指導して一緒に改善をするのが行政の役目だと思うのだが
自業自得、自己責任と四文字熟語で他っておけと言うのはあまりにもケチ臭い 


本文には関係ありません 六郷土手にて

もう充分働いた田舎に帰れと

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