ブオンブオ~ンと店の前にXJ1300Rが止まるヘルメットを被ったオヤジがこちらに親愛の情をチラつかせながら寄ってくる。
こんなムサイオヤジなど知らんワイと思ってるとヘルメット脱ぐと数十年振りの再会になる。
「 嫁も亡くしてぼんやり窓から外ばかり見ていてもな~と思ってバイク買って来た 」と言う。
若い頃のバイク仲間である。以前はCB750に乗っていたが
「 年金貰いながらXJ1300Rかょ~危ない辞めれ~ 」
「 バイクはいっても一人だからょ~ 」
日曜日はバフバフ~今度はアチコチにランプを付けたレブル250が
同じくヘルメットを被ったオヤジがこちらに親愛の情をチラつかせながら寄ってくる。
どっかで見たような気がしたが こちらは元業界の大先輩である。
同じ日にチャリに乗ったオヤジがサングラスを付けたままこちらに親愛の情をチラつかせながら寄ってくる。
白髪頭のサングラスを取るまでわからない本当にわからない
30年以上立つ再会である。
男は顔でない 地位でもない、金カサでもない 以前からどうしてるかなと思い逢いたい人だった。
商売上の行違いから逢う事は出来ないでいた人だった。
わざわざ車でスポーツタイプの電動チャリを運んで海岸を走りに来たと言う次から次と取り留めもない話が途切れる事が無く続いた。
なんか変だぞ~
みなお暇乞いかと思いながらも みな必ずの今度は泊り掛けでの再会を約束して別れた。
土曜日は沖縄のMさんが波照間島内での流通を目的として造られている酒をわざわざ送ってくれた
泡波一升瓶二本を立てて夕方から友人達と皆で酒をカックライ 日曜日は昼から可愛い子供同然の子達と酒をカックライ ベロンベロンに酔って寝た。
深夜枕元に坊ちゃん刈りの元義理の弟 逃げられた嫁さんの弟カツノリが普通に立っている。
逃げられた元嫁さんが将来にわたって幸せにしてくれる新しい相手を見つけるまでは再婚はしないと決めていた。
カツノリは『 アニキ もう好きにしていいんだょ 』と言って消えた。
そうだミニキャブのウオーターポンプを交換しクーラーのベルトを外したらやたら調子良く軽く回るのだ
旅に出ようと
月曜日に宮崎焼き鳥のとり丸さんのお見舞いに本棚から
サブタイトル 奇跡ふたたび 「 月のしずく 」 短編集を選んで届けにゆきそのまま東に向かった。
相変わらず楽しそうで何よりうらやま~って感じ
それに比べわけとわからんもんにがんじがらめ楽しくない日々さびし~わ~
その内にひょっこりします!
俺は自分一人の事を考えればいいのさ
ひろゆきは職人からその嫁子供家族と背負ってる人数が違うべ~
ただたんに稼いでる銭ではないないし
個性の強い職人達はひろゆきの処以外にどこにゆく
あるとしたら ひょっこりひょうたん島か~
苦しい事もあるだろさ~
悲しい事もあるだろさ~
だけど僕らはくじけない~
ひょっこりひょうたん島~
カシラは辛いのさ~