晴れてくれ

人生は肌身を晒すバイクで道をゆく事によく似てる。
どんなにいいバイクに乗っても使いこなせなければ仇になり
どんなに急いでも誰もこんでも赤信号と一時停止は止まらんならん
それは信じて渡った者を怪我させる事になる。
いつも集団のビリを走るのは 後続集団の先に居る証拠で
スピードを緩めると後続の集団に追い付かれるが 頭に立つ
そのまま走るかアクセルを開けるかは自分の器量と決断に掛かってくる。
アクセルを緩めた場所にも先を走った知識も器量も生かせる場所が必ずある。
もうすぐ新卒が海を越えてゆくアクセルを緩めるも戻るも自分も気付かない処で育ってくれた原点を忘れんで欲しいと

名古屋は角を曲がったら必ずあると言うほど喫茶店があり
出逢いと別れのうち喫茶店は別れの方が圧倒的に多い
金山の陸橋と大須通りの交差する左に喫茶店があってそこには仲間内でよくいった。
三菱ミニカLA20のトランクにガソリンを積んでそのガソリンに火を付けて戦うと言ってヤクザのアニーから奪った女と遠くに逃げた奴に
10円かそこらのジュークボックスの曲が皆からの餞別だった。

ほんと人生は短い あっと言う間の人生だったが 
大きく分けると助けられて来た人生
今度は少しは賢くなりお返しをする人生
ハンドルが付いてブレーキが付いて多少の馬力と雨漏りがしなければ充分
さ~吹雪がやんで晴れたらどこかにゆくぞ~

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