土日ラーメン屋


ここ崖下村の黄昏た場所に小さな店を作って一年ちょっとたつ 

自分で散々乗って暴走しておいて言うのもなんだが だからわかるのかも知れんが一人しか乗らんのに大馬力のバイクに何千CCと言う車 それは身体に刻む刺青や茶髪とたいしたかわらんと思うのだ。みんな大バカ野郎達なのだ。
俺は 私は ここに居ると叫んでいるように見える。
ここはラーメン一杯 コーヒー一杯で一日居ようが全然かまわないのだ。
ここだからこそ来てくれる人達がいる。
ここの店は外も中もたいしたかわらん金の掛けていない小さな小さな店なのだ。
子供が騒ぐからと ペットがいるからと 身体が不自由だからと
 

ダ、スビダーニャ

15~6年ほど前の少し荒れてる時期だったが、
ここから南に約100キロほど行った所に望来と言う集落がある.
そこに「 お多福 」と言う通りからは見えない小さな店があった。
見えない処にあるその店に夜遅く何か食おうと入ったが
車で通ったのになぜ入ったのかいまもわからない
中に客は一組だけで若いカップルと思われる先客が居て二人ともどこか知恵遅れの障碍者と思われた。
その二人は七つの大罪すべて振り払ったような目で美味しいね、美味しいね、と交互に言い合いながら食べる姿に荒れた物欲の固まりの俺は心を打たれ反省した事を今でも思い出す。
乱闘が続いたり少しばかり荒れてる時期だったので神様が送ってくれた申し子達だったのかも知れない
いまはその店はない

先週はちょっと強面の訳あり風のご一行さんがラーメン食いながらポツリポツリと語る言葉に美味いラーメンを作りたいと痛切に思った。

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