エライコッチャ~だべ

冬山は止めると決めてモービルは小さな一台を残し4台は処分した。
そんな中で山に登ってくれと言うのを断ったが代わりにゆく者も皆「 たいぎだ~ 」と言って誰もゆかない チームでする仕事は一人の失敗が全体の一番弱い者を奪ってゆく 見た目はネジ三本くらい抜けてそうだが、その恐さを知っている優しい連中なのだ、
気持ちだけでない冬山の恐さに対抗する器量、体力、知力と年食う恐さを知ってるからこそ誰もゆかない 
全道規模で探せば必ず居ると思うが予算と組む人との協調性の問題がありままならないで一月立つ 
組む相手を作る時に用心するのは普段声の大きい奴やたら元気な奴と組むと危ない
危ない場面では大概はロクでもない方向に声の大きさで引っ張ってゆく 
恐さを知らない 事の奥行を知らない奴は簡単明瞭で単純明快 
選挙の時の候補者かな

場所は言えんがモービルが滑落する場面を30年ほどの間に何十回と見ている。
山は永い間に雪が斜面を削りながら落ちてコースが出来て無人の場合は落ちる先が決まってる場合が多い だが人がしがみ付いてると人為的動作で思わぬ事故になったりする。
どうにもならん事は流れに任せるのも一考かも

そんな中でコイツは何があっても戻って来るだろうと言う風貌の海の男が居る。
仕事場の戸開けるなり
「 シャチョ~俺助かったデヤ~ 」と言う訳を聞くと落水したと言う。
浅かったが海の中歩く事数分で身体が固まり電話をするにも操作出来なくなったそうだ 見せてくれたのは防水スマホだった。
俺はスマホはどんな仕組みになってるのか知らんがスマホは海の中では操作は中々出来ないそうだ。
寒い海の中で身体が氷付く中でこうしてクタバッテゆくと思い始めた時に岸から服のままガッパガッパと歩いて来る二人に身体を引き摺られ陸に上げられ救急車で運ばれたそうだ。
服のまま歩いて来たのは別嬪の嫁と娘だった。
「 そりゃ~感謝感謝でしばらく借りて来た猫だな~ 」と言った。
俺にしたら香典を出すか これからも修理代を貰え続けるかの違いは大きいのだ。
俺にとってもエライコッチャ~だべ

一つ スマホは防水でも水中では使えないのかも知れん一回試してみる必要あり

二つ よく胴付を着てるのを見るが胴付は足から浮き上体が下になるので危険 必ず救命胴衣を着用この状態でジエンドになった例は多い

三つ 冬は汗を搔かない事 身体を濡らさない事

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