台風10号網走

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先日六花亭のカステラが送られて来たが全然覚えがない、結構人に恨まれてるので封を切る前に思切って電話してみて納得
若い時に城山三郎が書いた石田礼助の本を読んで還暦後はワンコイン生活に憧れていたのだが中々実践出来ていない
何かの役に立つ事は本当は人の為にでなく自分自身が嬉しいのだ
封を切って見ると手紙があったそれは品物以上に嬉しい

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ここから海が広く見えるようになった。
崖下村の集会所と化して何かと集まってくれ能登輪島の七輪もあるので持込自由で毎度隣近所がテクテクと来て集会を開いてる。
背中は元大工のゴンボ掘りアニー釣りが趣味でいつも釣ったチカやサバを持って来てくれる。
ゴンボ掘りアニーに「 アンタは変り者だ 」と初めて人様に言われたが自分では普通と思っているのでかなりガックシ

網走湖のフクベ漁が9月解禁なので見にゆく事に月曜日仕事を終えてから一路東に
走っていてスピードを出さなくなったので最近は後ろに付かれる事が多く
ゆっくり気ままに走りたいのでプロドライバーの邪魔にならんように39号を走ってゆくが石北峠が通行止めで真夜中に上川から丸瀬布まで333号を走る
不気味過ぎるくらい真っ暗闇 車を停めて表に出て見るが慣れていないせいか冬の夜よりかなり怖い
函館の子はやはり凄い子だと思う将来は大物になるな~

昼間はこんな所
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下を走る道路は無料高速

たった24時間の行程だったがゴンボ掘りアニーに言われた俺は変り者なのかと思ったら気になって仕方ない
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網走呼人のキャンプ場 先に見える案内板がまだ水没したまま
流れ込んだ火山灰が魚を窒息させて波打ち際にはシャケが多数打ち上げれていて臭いがした。
もう一つ軽石が沢山打ち上げれていて網走地方は火山灰土だと言う事がハッキリわかり
やはりここの地方は先を見据えて先人が何世代も苦労して客土をして現在のようにした事がわかる。

フクベ漁は当然出来ないさらに他の漁も再開出来ないでいた。

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湖内の港も今だに水が引かずに漁船は他所に避難している。
普段より1メータ以上は水位が高いそれは5キロほど先の下流域にある網走市街地を守った事になる。
金山湖の南富良野の町長が涙ながら言った下流域を幾寅が守ったと
意味がここに来てよくわかる。

網走湖はテレビではニュースにもならんかったが回復には相当の時間が掛かるだろう。
テレビの恐さは画面に映る物がすべてと勘違いする所にある事がわかる。
テレビに係わる者や画像を撮る者は修行僧のような覚悟がいると思うが

船に乗せて貰う老漁師は流木を片付けて来週から網を差すが漁は無いだろうと言う。
「 自然には逆らえない仕方のない事だ 」
「 遅くなっていい事は何もない 」
と何度も自分に言い聞かせるように言ったが
『 遅くなっていい事は何もない 』はずしっときた言葉だった。

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