漁師の徳さんが亡くなってもう4日立つラーメン屋でたまたま逢っただけなのにアチコチから香典を立て替えてくれと電話が来る。
大自然相手になんの損得も考えない自分の思う様に生き人に対しても無防備に生きた人だが
隙間のない人には人は寄らんと言う事なのかも知れないと徳さんを見て思った。
別刈浜
ここは小規模1次産業の町だが一次産業の自営業者を間近で見て思うのは
自分を律する事が出来ない人は一次産業自営は小さければ小さいほど出来ない
誰に文句を言われる訳でもないのに自分で決めた事を
農家は田んぼの水回りはこの時間にと漁師は次の凪に何時でも出れる様にと黙々と網をさやめ
海に向かった二階の出窓でじっと待ち続ける
お客さん相手の自営業はお客さんと言う監視者兼指導者が見ていて呉れるが1次産業自営は厳しい大自然相手に自分が決めた事を淡々と守っていく
規模の大小ではなく自分への誓、約束を頑なに守る者だけがその地に生きて評価される。
自分との誓、約束は破っても誰にもわからないがそれはただの半端者でしかない
360度地平線の別海の牛飼いの息子だったらしいルフィとやらは親の何を見て来たのか
ひと棺を蓋いて事定まると言うが
自分より弱い者やなんの因果もない者に手を出す奴は誰にも看取られずに野垂れ死にが似合ってるが
そんな事にならん様に自分との約束は一つでいいから絶対に守る奴になろうと思っている。