春まで休業


半年間土日だけやったラーメン小屋が6日でやっと終わった
今年は殆どの食材が思いっ切り値上がりした事で600円を維持する為に一人で店をやったが


それ以上の大問題が
海水温の上昇で内地のホタテが全滅して内地からの水槽付きの買付トラックがドンドン生貝ホタテを買いに来て地元では希望する大きさのホタテを買う事が出来なくなってしまった。
貝柱の体積は最初に使ったホタテの半分程度のものしか手に入らなくなって
来年はホタテラーメンが出来るかどうかわからなくなっている。
折角遠方から来て貰って味が落ちガッカリさせるのは申し訳がないのだ。
買付トラックも一回の運行経費は同じなら良い物を運ぶの当たり前なので地元にいい物は残らないのも仕方のない事なのだ。
いい物は売って残り物を食うのは商人の宿命


最後に賄いラーメン

醤油ラーメンは好みの問題もあるが自分の好みに少しはあっていると思う
600円は専業でやってる方には申し訳ないが本業がある事と家など設備も償却資産でやってる事と
ラーメン代が地域の最低賃金を超えると家族四人が父ちゃん半日働いてラーメンをやっと食えると言うのはラーメンではないと思っているので600円は守り通そうと思う。
問題は一人で出来る今の入り客数を越えてしまうとパートさんを頼まんといかんが人件費が出ないので一人でやり通す為の対策が必要になる
長ネギは高いので玉葱オジサンから貰った玉葱を使っているしチャーシューは安い鴨肉燻製を使っているので食っていくだけの最低限の暮らしなら出来る
一家で海になどと考える前に選択肢としてラーメン屋と言うのは証明したと思う。


ここに来てくれた殆どのひとが丼や皿を下げてくれる感謝感謝

食い終わったらラーメン代はカゴに入れて貰うこのシステムはレジも高いと言うのは表向きの理由だが
ほんとうの理由は修理業と言う本業と関わりがあり
修理業は品物を渡す商売と違い信頼があって商いとして初めて成り立つ
分解して組んでしまった物は本当に何があったのか部品は本当にダメだったのかと言う事を依頼者は確かめる術がない
それなのに仕事が終ると確認もせずに振り込まれて来る
100均で買ったカゴは今度は俺が相手を信じてみたいと言う印なのだ
野生と本能だけで生きて来た頭の悪い俺が断言できる
頭がそうとう良くないと人はダマせません 地道にコツコツと敵を作るなが一番

ホタテ塩ラーメン探索の旅に出ようと思う。

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