現場第一

トレーラーには車検証に記載されてる区分は二通りあり
トレーラー側に積み荷重量が全部掛かるのはフルトレーラーと呼び
けん引車側の第五輪にも重量が掛かる、よく見る大型トレーラータイプの物はセミトレーラー区分になる。
第五輪荷重ゼロのフルトレーラー区分の中でもボートトレーラーだけは違った記載になる。
理由は船の重量配分と重量中心位置が通常荷物と違う為に車検証にはボートトレーラーと書かれ構造計算や検査方法も違う。
それほど船はエンジンは何処にあるか積載位置は何処にあるかで重量中心位置の特定が難しい
この船を吊上げる仕事をやってから いつかは吊り上げた船の下敷きになるのではないかと思い覚悟はしてきた。
自分が下敷きになる時は一気に行ってしまいたいが間違っても他の者は下敷きにしたくないと思うから現場を知らない素人に手伝わせる事もしないし近づく事も話し掛ける事も許さない
作業中は近づく者に丁寧に小さな声で「 危ない~ですょ~ 」などはない
「 バカ野郎てめえ~近づくな! 」と怒鳴るのが普通

船は船首に行くにしたがって細くなり進む時に水を搔き分けると共に浮力持たせる為にそういう構造になっていて
これは曳航すると引かれた船は船首を持ち上げる事からもわかる。
さすがに沈んだ船を曳航した経験は無いがそれは水中でも同じ事が起きると想像される。
船はトン数を言う場合は通常は容積トン数をいい船体重量ではない
水密区画は容積に換算されないが水没した場合はその区画も水が入る為に1立方一トンになって容積トンの何倍にもなってしまうので船底か船尾にあるキングストンを開き水を抜きながら上架するのが現場の作業員の命を守り二次災害を防ぐ安全な作業方法になる。
さらに掛けるスリングは二本以上は掛ける事はない
それは船首側の胴回りと船尾側の胴回りが違う為に二本以上掛けるとどれかが中心になった場合は例え天秤があってもそれを中心として前後のバランスを崩すからなのだ。

いったい誰が作業現場を無視し地切りをさせずに水中に水没させたまま航行すると決め指示したのか
当然現場を知らない発注側の最高責任者であったと思うのだが
それはいったい誰なの

水中曳航中に水流で船体位置が変わる事は充分想像出来たはずで
ここからは俺の想像だが俺なら落下して初めて言った通りでしょと指示した者に言う。
もっとも記録に残っていないだろうからただの遠吠えになってしまうが
命がけの作業が終りさらに甲板作業に暗闇で寝ずの見張りなど作業員にさせられるか!手すりもない作業船で足をすべらせたら海なのだ。

180メーターの海中に転落させてしまった事を
お粗末な作業と言ってしまうニュースキャスターやスタッフはテメ~達の頭がお粗末なのだ。
身体も張らんとま~次から次と口先三寸でメシ食ってるテメ~達にケリを入れてやりたくなってしまったが
テレビは一台しかないので思いとどまった。
あまりにも無責任で無知でも解説するニュースキャスターや提灯付けるヤフコメを見ると悲しくなるわ

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