明けの月末

申告時期になると自営業はほんと恵まれてるといつも思う。
家事消費項目があるが明確に分ける事は難しい 
お客さん用のコーヒーも余れば自分で呑む事が出来る。
車も明確に分ける事は難しいおおよそ2割程度だけを家事消費として売上計上する。
俺の自家用車は黄色ナンバーの軽トラックなので10割経費で落ちる。
さらに固定給ではないのでやりようで売上を上げる事も出来る。

俺がもっとも尊敬する経営者のMさんは存命中は某市の資産家なのに二軒続き長屋の片側を貸家にして風除室の次の戸を開けるとそこでチャブ台を置き食事をしていた。
経営者とはこうするものだと見せられて来た。
お酒はまったく呑まない人だったが存命中は年に一回以前務めた事がある人と従業員が集まり父さんを囲む会をやっていた。

俺にはこの命が掛かるコロナのご時世に経済、経済、金だ株だと政治家が騒ぐ事が信じられない
いまでこそ手形決済はあまり使わないと思うが 回し手形や裏判など決済日が月末土曜日だった場合は明けて月始め月曜日に決済される。 
その手形決済が出来なくなる原因に問題があり 放漫経営などでなく取引先の倒産や事故などしばし外的要因で決済が出来なくなった場合
また買えばいいべや~と言って 
その二日間に社長は自分の車を半値おろか十分の一で叩き売るなどは何度もやって来ているだろう。俺もそこそこに長い間に何度もやって来た。 
明けの月末なのだ。
自営業経営者はそれほど軟(やわ)ではないのだ。
今こそ日本の企業が貯め込んでいる463兆円の内部留保を崩すべきではないのか
やる気になったら車でも社長の家でも売り飛ばし現金にする事は出来る。

政治家のやる事は余裕を噛ましてる者より今切羽詰まっている末端の消費者を確実に的確に狙い撃つ事をすべきなのだ。
消費税は余裕の無い者に一番応える税で10パーセント減税すれば1割生活が楽になるし申告は年度途中で10パーセントになった時と同じ会計処理を逆にせばいいだけでまったく難しい話ではない


雄信内駅前
鹿と牛の方が住民より多い場所で 想像するにはここの店主は年金で店の電気代を払い売れ残った品物の支払いをしたのだろうと思う。
小さな店は自分の年金の手出しで店を維持して通りに灯りを付け続け汽車通学の子を見守って来たのだと思う。

いまこそ貯め込でいる463兆円の内部留保を崩し そこで働く者を下請けを守るべきなのだ。
経営は良い時は誰だって出来る困った時にこそ男が試される。

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