増毛醤油

朝ドラを見始めて朝の時間が拘束されマズイと思いながらも見てしまう。
まんぷくの手法は何にでも通用すると思ったので
偉大なガムテープに繋がる次はセロハンテープ開発物語かと思ったのだが
違って北海道が舞台になった。
毎回次回は一週間は見ない事にしてるのだが今回は二回目から見始めてシマッタ

『 よそのメシにはトゲがある 』
と言うが他人のメシを食った者にしかわからない言葉と思う。
一食や二食ならいいが毎日毎食となると拷問に近いものがある。
性格が悪くなるかそこを逃げ出すかしかない 物語なのでそうはならんが極寒の十勝ならやがて凍死かそれなりの稼業に付くしかない
草刈正雄のやり方は正しい選択だと思う。働いて使用人として堂々と食って生きる。
昔はおかずは大皿で出て来る事が多くそれを取り皿で取るのだが箸を付ける順番が暗黙のうちにあり
忖度しなければ食って生きてゆく事は難しかった。
最後に残った一個のおかずをどう取るかでその後の人生が変わると言っていい
笑って誤魔化すかコッソリ取るかほんと難しいのだ。どうしても上目使いになってしまう。
江波杏子のような三白眼お姉さんに手を出したらどんな仕打ちが待ってるか知れんと思うほどの
恐い~三白眼はその人のそれまでの生活が表れると思うのだが

俺は実親から虐待を受ける子供達は毎日がそんな日々を暮してると思うとたまらんのだ。
朝は近場の漁師の網外しを手伝い魚を貰い 山に山菜を採りに行って働いて自分の手で食う
自分で稼ぐ事が出来るまで いっそここ増毛に施設を作っで腹一杯食って生きた方がいいとさえ思う。
廃校は沢山あるし少しは手伝う事も出来ると思うのだが

育ち盛り食い盛りの時に食い物を得る、食うと言う事はそれほど大変な事だったと朝ドラを見て思い出してしまった。
親のゆがんだ価値観がはけ口として子供を虐待すると思うのだが それが本当に歪んだ価値観なのか もしかしてその歪んだ価値観は周りから与えられてるのかも知れないと思う時に自分の頭と手で考える事が必要と思うのだが
自分には何が出来るのか何が出来ないのか知る事はとても大切な事と思う。


なんにでも醤油をザブザブと掛ける俺は醤油が大好きで少しうるさい
町内の健康診断に行ったらこの減塩醤油を2本貰った。
胃ガン検診に行くと何が嫌といってチ~を抜かれるのが一番嫌で倒れそうになる
チ~を抜き取ってる最中は
もっと色っぽいネエチャンならチ~の出もいいだろうにとか
他の事を色々考えて過ごすのだが
やっと終わってレントゲンになると「 ハ~イ右に回ってもう一回右に 」
緊張が解けるのか あれ~どっちだったべと上下左右グルグルと回されて方向音痴になり右と左が分からなくなる。
時計をしてるのが左なのでとか考えてから回ったりするが
作業員はまったかよチッと舌打ちもせずに指示する声は全然変わらずに
「 反対で~す 」と言う
 爺婆相手にムッタシ来るだろうにと思うがそれを黙々と毎日何十回と繰り返す
声の主に俺には絶対に出来ない仕事と尊敬してしまった。

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