南青山

南青山のような高貴な人達が住む場所に児童相談所を作るのは俺も反対なのだ。

人の性格はどうやって作られてゆくのかと考えた時に 6人兄弟に育った中でただ一人 整理整頓が出来ない字を正確に書けない 8すら正しく書けない。
身内に暴力を振るい続けながら外に向かっては借りて来た猫だった実兄と末弟 世間を恨む事で自分の立位置を確認する姉 
貧乏だったゆえにクタバッテしまった妹 不幸を口に出したら不幸になるとその時知った。 
自分が世間並の生活が出来ないのは社会が悪いらしい事を言っては家族を捨てて何処に行ってしまう実父 ただ一人厳格なゆえに金を稼ぐ子を嫌った可哀想な母親
自分にコイツラと同じチ~が流れてると考える事すら恐かったが
救いは求めた者により多く与えられると思っている。その方法が正しいのかどうかわからんが前に前にガムシャラに進むしかなかった。
それを教えて呉れたのは祭りに神社下に掛かるタダで見れる芝居小屋と電気屋の店頭でタダで見れるテレビに映る藤山寛美が先生だった。
『 おっかさん~ 』と 現在多少芝居掛かってるのは当時の名残なのかも知れない
環境が性格を変えてゆくのではないかと思うのだが

修理工になると決めて行った先が良かった アニ~がこの本を読めと薦められたのが鉄道日本車の自動車工学だった それ以来づっと買い続け読める字だけを読み500冊以上は読んだ。
読んだ者と読まない者はハッキリとした差が付く事を知った それは同じ修理工でも指名が付く事になってゆき お客さんに感謝の言葉を貰う事になる。
それは衝撃で人に感謝される事がほんと嬉しかった さらに別の本を買って読める字だけを読んだ。
途中寄り道して再度修理工になろうともう二度と道は間違えないようにしようとこの本に誓った。
油虫と言われる修理工の良さは直して感謝される事もあるし自分の両手が何かを出来る。
と確信した時に貧乏や境遇に負けない自信が付いた。

俺は思うんだがマッチを擦る火が付く それはすべてが自分の知ってる範囲で自分の手を使い汚して何かが変わってゆく事を実感出来る事が大事ではないのかと思うのだ。
身一つで一から出来上がってゆく事が実感出来る場所が必要だと思うのだ。

ここにはマリーナーがある 皆の憧れのボートの傍には朝からバカ騒ぎするオヤジ達がいた今はそんな連中は少ない
どんな苦労を重ねて買ったかは船には書いていない これを買う為に友達も無くしましたと言う者もいた。
月曜日からは必死に稼がんならんその上でのバカ騒ぎなのだ。

最初と最後の最初と中間が抜けて最後しか見えない そんな場所が苦労の真っ最中の子供にとっては良いとは思えんし南青山では無いような気がしてならない
誰かが言っていた ここはもっと稼げる場所だから来るなと!
それならその場所で稼いだ金を使って いっその事ここ北海道に港区の出先を作ったらと思うのだ。
海はかなり綺麗だし食うには困らん なんなら土地を進呈しようではないか

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