他人の事で物を言う者には三通りある。
「 知ってるからこそ 言う者 」
「 知ってるからこそ 言わない者 」
「 知らないからこそ 言う者 」
始末の悪いのが知らないからこそ言い、
その口からは経験していないからこそ出る 思い付きの絵空事を言いい
その簡単明瞭な言葉に皆がひきつけられてゆく
その言葉の責任も取らない
いかに覚悟があると言おうが現実に自分の命が掛かった場合は
その覚悟など一瞬に吹き飛んでありとあらゆる神に命乞いをするのが人間だと思う。
実際に命が掛かった恐怖で身体が動かなくなると何時間ものあいだ一秒が目の前の事が
パラパラ画のようにスローモーで過ぎてゆく
その恐怖は経験した者にしかわからない
「 知らないからこそ言う者 」