ニシン大漁

大相撲と他のスポーツと大きな違いは道具を使わない事でフンドシ一丁で闘う
そこにスポンサー企業が入り難い要素がありいたってシンプルなのだ。
スポンサーが付く事は選手だけの技量だけでなくスポンサー企業のイメージにそうパッと見の良さなども必要になってゆき 選手が使う物は莫大な利益を生む そこに何かしらのドロドロったものを見てしまう。
フンドシや廻しがなんぼ良くても作ってる処が莫大な儲けを手にする事は出来ないだろう。  ゆえに相撲は裏も表も無い 珍しいシンプルな競技と言ってよい
それは生きてゆく上に欺瞞と矛盾を常に抱えた人間社会に生きる者達に一時の夢と頑張れば裸一貫フンドシ一丁でもなんとかなるかも知れないと言う希望を見させる。
それが大相撲なのだ。
せめて大相撲だけは正々堂々とやって欲しいと思う人達に支えられている。


3時頃になってようやく一枚を撮る

朝っこ早く電話がなり暇だった来てくれと言われ 岸壁にゆくと大量のニシンが揚がっていた。初めての魚の網外しを手伝う。
ニシンはずうっと外ればかりだったが大漁になってそれぞれの漁家は人探しに奔走していた。
武洋丸には総勢15から17人ほどの下は中学生から上は80近い爺婆が集まって朝7時から終わったのは夕方5時頃 

網と魚を傷付けないようにするのだが手はかじかむはで大変な作業だった。
それが終わるとニシンのオスメスを分ける作業に入るのだが一匹づつ白子か数の子かを見分けるのも大変 さらにオスは安い為に発泡の箱に無造作に入れられるがメスは腹を上に向けて綺麗に10匹づつ並べて箱に入れて秤に掛けるのだが
そこには価格価値が誰でも一目でわかる一定の仕方があり面白いと感じた。

商人の品格があるとしたら獲られた水産物や農産物を効率よく無駄なく動かし一次生産者に頑張った分の適正な利益を手渡す事にあるのではないのか
クソ寒いわ手はかじかむ身体は心底冷えるはの現場に一日いてそう思った。

金を稼ぎたかったらまずは目の前の問題に自分の身体を使い真摯にガムシャラに取り組む事が一番大事な事で
金を稼ぐには一人では出来ない誰かの応援があってこそなのだ。
いい若い者がナンチャラコインなどで稼ごうなどと恥臭い いい人生は送れんぞ~

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