山岳信仰願掛け

四十分で登れるならと入口を見る。
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両側に狛犬らしきもがあるが風雪で狛犬かどうかもわからない 石段はおよそ50度くらいありそうでさらに石段の奥行は20センチもあるかどうかで爪先が掛かるだけやっぱり危ない危険と一旦は却下した。
先に進みやたら永いトンネルを抜けるとそこは久遠と言う抹香臭い地名だった 
500年も前のヒエとアワしか食っていない爺様が昇れるなら昨夜焼き鳥食った俺が昇れない訳がない これも何かの縁と戻る。
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この石段に足跡が全く無かったので新年俺が最初かと思って登る事を決心
最初に注意書きがあり自己責任でと書いてあったが、そんなの当たり前と思って登るが兎に角急で手すりとロープを頼りに登る。
足のサイズ26,5でインナーの入った靴では所々半分も足が掛からん所が何か所もあった。
こんなのは序の口だった。
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石段を登った左にある石仏、拝むのもいいが足場は幅30センチ程度しかなく下手に座ると滑落する。
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ここまでが相当危ない 足を滑らせたら確実にアウト、ジエンドに下界では打ち所が悪かったなどと言ったりするが、ここでは落ちたら一回目は外しても次回の岩石に頭は確実にヒットする
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やった~本殿に着いたと思ったが 所要時間は約50分 雪で足が滑った割にはなかなかいい出来と 
でも営業所と言うのかなんと言うのか下の神殿から見る場所と少し感じが違う。

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遭難した時ようのアーモンド8粒と100円をお供えして下がるかと思ったら横にロープが下がっていた。
やはりまだ上があるのかと悩んだが上に向かって出発

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まだ着かん ここまでで命の危険を何度か感じたセサミンが必要かも知れんが 俺は危険な事をやるなら一人で単独でと思うので三浦雄一郎を認める事は出来ない 

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チラッと見えた。

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畏れ多くも鳥居をくぐるがここまで息も絶え絶えだが本殿がまだ見えない

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右の手すりはボロボロで動いているいつ取れてもおかしくない 急で足はやたら滑る。

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下を見るとこんな感じ 海に見えるのは奥尻島

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チラッと見えるのは本殿の屋根 
手袋は黄色の防寒手袋ですっぽ抜けるし長靴は輪にハマったら脱げてしまうのでここから先を登る事を断念する。
だが一番大きな理由はこの鉄で出来た輪は下が固定されていない物もある。
縄梯子を登った事が無い人は縄梯子を登れると思ってるかも知れないが下が固定されていない
梯子は素人は登る事は出来ない 例え木の梯子であっても下が固定されていない梯子を登る事は訓練なしでは出来ない コツは足の力より腕力で手で身体を引揚げるようにしければない
海上保安庁の普通の人でも簡単に昇れると言う説明は無責任で間違え もし船から落水した時にと思って非常用の梯子を考えてる人は一度は登ってみる事が大事

ここまで来たら太田大権現様も喜んでくれるべと お頼み事を目一杯して下山
頼み事に我が身に替えてなどと頼むと 下に着くまでに本当に我が身に替えてとなる事間違えないと思うので適度な当たり障りのない願掛けにするように! 
歳食ったら無病息災なども過剰な頼み事になるかも
世界平和とついでにカツノリの事も頼んで下山
登るのに1時間53分 下山に50分 何事も登る時より下りる時が危ない 冬山で学んだ事は頂上は一つだが降りる時は雨竜側や増毛側と道は沢山あり迷う。
人間の足は下に降りるように出来ていないので滑り落ちるロープを掴んで掴んで手も感覚が無くなって来た。
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降りて社務所にお参り居た人に登った事を告げたが ここが日本で一番危ない神社と言われてる事と結構怪我人がいるらしい事を知らされる。
40分で登れると聞いた事を告げると
「 40分無理無理危ない一人では絶対に登らないで下さい 」と言われてシマッタ
クタバル事覚悟の危険を目当てに全国から熊に食われ、マムシにカジられに来るしで地元のレスキュー隊は大変らしい~

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