増毛線廃線

廃線で何かの救いがあるとしたら、一つは何が面白いのかわからんが沢山の人が来る それも線路伝いにカメラを持ってエッホエッホと走って歩き 
今来た列車で町を回りもせずに折り返し乗って帰り 跨線橋の上には わナンバーが沢山止まって少々異常に感じるのだが、
仕事場の前を通ったらなるべく声を掛けるようにしてる 今まで一番多いと感じたのは首都圏からが多いと感じた。何が楽しいのかわからんが人様の趣味で他に誰の迷惑になる訳ではない 

いまなんら罪も無い弱い子供が次々と犠牲になってゆく その様は常軌を失ってる 育て親はあきらかに親や周囲からまともな教育を受けてないと思う。なぜそんな事が起きる
俺が勝手に思うにはそれはその親の親の世代を人として扱って来なかったのではないだろうか
まるで一日中綱に繋がれ一か所をグルグル回って仕事するロバか馬の様にエサはあたるが何の意味があって 出来た物にどんな喜びがあるのか分からないで 食うだけでなんら喜びのない労働と日々その世代が子供を産み育てる さらにその子が産み今まで潜伏していたものが当然のように噴出したのではないか

生きてる事に何かに意味を見出そうとする人たちが鉄の塊に自分の時間と銭を使い何かを見つけようとしてるような気がするのだ、それは気車でもなんでも良かったのではないか
それで気が済むなら折角の廃線だ たらふく食ってくれ 
廃線まで残る数日折角来た人に地元民としてはせめて一声掛けて廃線を無駄におわらせんよにせんと
ここの前を歩く人にどこから来たと聞くと大多数が隣駅の箸別から来たと言う。鉄道趣味の人同士にはわかる事なのだろうが
俺が聞きたいのはどこの那から来たかと聞いてる。

「 いいよイイヨ折角だから屋根でもどこでも上がって写真撮ってくれ ボートなら後で持ち主に断っておく 」

「 残念~だったな~ここの線路は皆が生活してる処より高い処にあって雪が降る夜にはまるで宮沢賢司の銀河鉄道の世界だ~ぞ~ 」

「 その、その、写真はあるのですか ぜひ見せて下さい 」

「 ないよ 雪さえ降れば茶碗洗いながら毎日みれるもん 」

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