呑み過ぎ二日目

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夜7時頃誰もいない通りだが道徳本町のような懐かしい風景と空気 なぜか中部製鋼のインゴットのスラグを取り除く為のアセチレンガスのホースをまるで新体操のリボン競技のように扱うオヤジを思い出した。

泊まりは古い味わいのあるビジネスホテル 受付カウンターに居たのはロックンローラーの兄さんで伝票も市販の物にスタンプ なぜそこを予約したかと言うと古い旧市街の室蘭駅と市役所に挟まれた場所にあったからで名は「 ベイサイド室蘭 」一階の内装も昭和の雰囲気だったが部屋は綺麗で超お勧め。
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地元の労働者が呑みにゆく場所をと聞いたらこの焼き鳥屋だった。中に入ってビックリ若者やそれなりの歳の人で満員で座る所がない折角なのでビール樽を除けて貰って座る。この場所で50年ほどやってるそうだ。鉄の街で呑む酒は少しの懺悔の味がする。煤けた店内で呑み過ぎたカウンターには昭和の時代を一緒に駆け抜けた岩アニーが居て剛が居てジュンが居る。
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少し呑み過ぎたが朝に同じ場所を散策 大は小を兼ねるとかナントカ言って大きい事はいい事だと言うがそれは固定資産税が無い場合をゆう 民間商売の場合は衰退した時には固定資産税も払う事も出来なくなり、かと言って地価の下がった場所では売る事も出来ないし解体する費用も出ない

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この空きビルの角にネギが植わっている 勝手に想像するには固定資産税の支払で乾麺しか食えなくてネギを植えてるのかと想像した。商売は「 利は元にあり 」と言われるそれは仕入れ先を大事にしなければ良い物を仕入れも出来ないと言う意味もある。仕入れ先を優先する為に遥か先の話の年金などは後回しになってしまうのだ。商売を辞めてしまっても金に追い駆けられるのは自営業の辛い処なのだ。
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地下以外は利用されていないビルの地下の商店 本当にこんな数で食って行けるのかと思うほどの品数だが販売してるお婆さんはいたって明るい 買に来る人の為に自分の年金を使って商売をしてるのだろう。

銅が発見されたのは紀元前4000年から3000年らしい鉄は紀元前1400年頃から始まる。 ライト兄弟が空を飛んだのが1903年 月面着陸がそれからわずか66年後の1969年 時代は1000年単位で進んだものが、わずか数年前に今の通信状態を想像出来ただろうか物凄いスピードで加速され時代は進んでいる。 物が崩壊する時は加速されてゆくが今何かに投資しても来年には陳腐化してしまうかも知れないと思うと恐い 
車などは2~3万点と言う部品で成り立ち裾野の広い産業だが一次製品の鉄などは景気に即影響され衰退するのも早いが同じ一次製品でも食に関する物は全然食わなくる事は無い
観光などはどこかが上手く行ったらそれはすぐ真似される。真似されるだけならまだしもすぐ傍に同じ地域が出来てお客の流れが移動してここ室蘭のように旧市街となってしまう。
一番最初に考えたアイデアは一番最初に古くなるのも商売の常識 

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一番裾野が狭い商売は金融投資で紙と計算機一台あれば他は大したいらんそれで儲けは莫大にあがる金融投資は儲けてもその国に税金すら払わない奴も出て来てくる。 毎日毎日株価がドッタラコッタラと言うが裾野が狭い金融投資は国をダメにする可能性は大きいと思うのだが不労所得で得た利益には問答無用で税金を獲るのが一番

時代に流されない何かを見つけたいと思うが明日はわが身の室蘭だった。

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