エラーレジスタンス&エラートレランス

51年前のツバキが道端に落ちるクソ寒い時期にアニーに出会った。
アニーはやる事なす事が乱暴だった、その乱暴さ即断即決が格好よく、よく付いて歩いた。
角を曲がると喫茶店が必ず一軒はあると言われた土地で10枚綴りのコーヒー券を買うと一枚がサービスに付いて来る。
本業以外に裏稼業で稼ぐアニーは田舎者の俺に一枚をもぎってくれる。
半日働いてやっと一杯呑めるどうかの高いコーヒー券だったが田舎者にはただ苦いだけのまっ黒なお茶だった。
その一枚を持って電停の前にある、工場のばい煙でクスんだ緑のテント地の小屋根の飾りが付いた、喫茶店に朝行くと三角に切ったパンと卵がサービスに付いてくる。
なんぼ食っても足りない若い頃の話

頭はもの凄い勢いで回転し何が悪かったのか原因はどこにあったのか当日は何があったのか
二ヶ月前の4月25日を思い出そうとしてるが
その週は19日が日曜日で25日が土曜日だった。
月の予定表には土日は接客が多く 修理作業は突発以外は入れていないのだが
その週はKINNTAMA、WO、KEDUTTA週だった。
修理屋の油虫小僧が少しづつ衰えて行くだろう今後の為に、その日の足取りを思い起こしてるのだが
あっち飛び、こっち飛びと恥ずかしい事ばかりを思い出す。

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