石狩川左岸

『 あんた私の事どう思ってんの ! 』
『 自分、ぶきようですから』
と言って張っ倒された奴は相当いると思うが
高倉健がオッチンだが自分の目で確認したものしか信じない俺には、なんでそんなに騒ぐのかよく分からない
すぐそばを見渡すといい奴は幾らでもいる。
完璧を見なくとも こいつはいい奴だと、男が見ても思う奴は周りに沢山いるのに
よく分からん逢った事もない相手にキャキャワ~ワ~言うのがまったく好きな人が多いな
静かにほっといてやれと思うのだが、

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石狩川川口に近くなった いつもは生振側を車で通って気になっていた、ビトエ
現地をバイクで走って大きな勘違いに気付くビトエは左岸も右岸もビトエで三日月湖と生振は別だったのだ。
北海道人では理解できない内地の輪の内と言う構造にはなっていない
もしかして近年になって河川切替があったのかな?

一度思い込んだらチョットやそっとでは修正する性格になっていない俺は
修理屋としては致命的な欠陥なのだが?

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中津湖たしか中津とは内地のそこら中にあると思ったが湖と言うより沼か池に近い広さの湖だった。
誰が付けたのか きっと中津と言う処から来て望郷の思いで この小さな古川に付けたのだろうと思うが
魚の種類は渓流魚以外は殆ど住んでるらしい

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本庄陸男作 小説石狩川の石碑 読んだ事は無いがきっと面白いと思う。
以前から本を読んで、その場所に立つと言う事をやってるが、この作家は絶対ここには来ていないべな、と思う事が何回かあってそれ以来、言われてるわりには嘘臭いので、ある大御所の本をあまり読まなくなった。
事実は小説より奇なりと言うが本当だと思う。身の回りには感動で胸が震えるほどの素晴らしい事が沢山あって 要はそれに気づく心に隙間を作れるかどうかだと思うのだが

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約12時間かけて105キロを走破したが実際の距離は堤防を橋のある所まで迂回してるので、もっと走ってるがトリップカウンターが途中から壊れてしまったので正確な距離は分からない
石狩川の下流域の大体の輪郭は分かったので今度は定点で下ってみたい
夜になって風も出て寒くなったしゲートの閉まる時間に間に合いそうなので野宿は止めて山を越えて一路我が家に戻る。
エンジンは壊れる事もなくすこぶる調子もよく回り走った。
これで後は春までに再度分解して中を確認をしてみたい
バイクで走ってる途中に何度も昔の連中を思い出した。
俺は本当に悲しい事に動く物が好きで それを商売にし食ってる根っからの商売人でもある。
『 そういうものを自分がお金に取っ替えてるっていう職業ってのは、悲しいなあってどっかで思ったのかもしれないね。それを売り物にするものでは、ないんじゃないかなっていう。』
高倉健はそう言ってる。
その気持ちはよく分かり 素晴らしい人達に出会う度にどこかで金の絡まない処で知り合いたかった。
などと贅沢な事を思っている。

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