本州最北端 大間岬
以前ここに来た時と違い大間は戻れない所に来てると感じた。
どこもかしこも電源開発をあてにしてるのか長期滞在者の民宿ばかり
もうこうなっては中止などは投資した町の住民は背に腹は代えられないだろう。
多くの民宿は工事が再開されないせいか夜なのに灯りが点いていない
東北民が持つ まったりとした柔らかい雰囲気は無くなって当然だろう。
大間の兄弟船ならぬ兄弟バイク 早朝に同じバイクが有ったので記念写真
ここがいかに収益が無いかは6尺程度の屋根ひさしの低さに出てる。
前夜に呑んだ居酒屋三平で聞いた話ではテレビに出るマグロ漁師はほんの一部のまた一部との話で漁師は家族にメシを食わせれないで別れた人が沢山いるとの話だった。
片側に電源開発で儲ける人がいて村全体が貧しかった時と違い際立つらしい
六ヶ所村の国道 一本内陸側に素晴らしい道路がありうっかりそのまま走るとやがて関係者以外は立入禁止と書いてる所に行きつく場所が何か所もある。
三沢の航空博物館 三沢から初めて太平洋を横断した飛行機の複製品
全体的には複製品がほとんどで実機を見るには別料金
なんと言うのか複製品は大きさを知るにはいいのかもしれないが
本物が見たい
赤い飛ぶ事が出来ない飛行機を見て「飛ばない豚はただの豚 」
ここで意外な話をボランテァガイドの元戦闘機乗りから聞いた。
この人が居なければあまり面白い施設とは正直言えない
ジェット戦闘機はみな実機で操縦席に乗る事も出来る。
10トンもある機体が着陸の衝撃に耐える足は凄い
俺的にはレシプロエンジンが見て楽しいが初期のジェットエンジンの本物があり初めて見た構造でや~ビックリこんな構造であの重たい物が空を飛ぶのかと思った。
このあと八戸に向かい走るが斗南ナンタラかんたら言うやたらデカい道の駅に寄る。
一番安いそばを食する為に食券販売機に向かうがあいにく1万円札しか無く仕方ないので同じ店内で一番安い餅を買って細かくし隣の食券販売機にと思ったが
土産物売りのレジに東北には珍しいコマンチキそうな女が御釣りを渡す時に俺の顔の30センチほど前に千円札を扇子状に開き一枚二枚と数え始めた。
超気難しい俺は このレジでのワーが数えてやるからナーは
『開きの悪い目をよく開けて見れ 』とばかりに手元ならまだいいが鼻先に広げる態度はいつも気に入らない お前はジュリアナかレジ台に上がって踊って見れと思うのである。
釣り銭は数えようがどうしょうがポケットに入れた時点で取引は終了で店側には金が足りないなどの責任は無いと考えてる俺はもう止まらん
だいたいガラ空きのド田舎の施設に高価な数百万もする食券販売機など必要なのかなどと余計な事まで考える。
こなると止まらん俺は千円札を見ずに横を向いてつい喧嘩を売ってしまった。
その女はムッタシきた顔で横を向いた俺の横に札を向けて数え渡した。
ムッタシきた女にありがとうの言葉は無かった。
勝手に想像するには元会津武士の娘かもと思って店一杯に貼ってある八重の桜のポスターも色あせる感じがした。
だいたょ~実物の新島八重とテレビの八重は似ても似つかんではないか
詐欺に近いではないか 一度綾瀬はるかをイモトか渡辺直美に代えて再放送して見れと思ってしまった。
レジの会津武士の娘と思われるコマンチキ女一人の為に斗南道の駅もNHKも斗南藩も会津藩も下北半島もうここまで来ると八つ当たり状態になり旅人気分は最後の日にムッタシ来て終わるのかと憂いてしまった。
では釣り銭の最善の渡し方は一体どうやったらいいのかをバイクに乗りながら考えた。
浮世の憂さを晴らしに来て貰う観光業界の恐ろしさは誰であろうが出会ったその顔はその地を代表する事になる。
始発駅前に巣を食う俺は怖いの~怖すぎるの~と大反省してしまった。