本日最大の目的地の十三湖周辺の陸封された沼群
ここの沼の魚をすくって見てみたかったが雨と風で落ちたら上がって来れない
万が一の時はこんな辺鄙な所では発見されずに保険金も下りないだろうし無駄に人柱になる可能性大なので断念して十三湖中島に移動
北海道は違うと思うのは道で 北海道はこんな砂利道の先に人は住んで居ない
が東北は普通に人が住んで居る。
北海道の税金も道以外にもっと違う使い道があるだろうと思うのだが
道の先に東北の高野山 弘法寺がある。
アルミのジェンコを少々賽銭箱に入れ世界平和とジェンコの割には朝から降り続けている雨が止むようになど天気から諸事全般目一杯頼み事をしてしまった。
無宗教だがなぜか寺には足が向くナンマンダブ~
最終氷期埋没林を見にさらに奥にここに行くにはバイクかボロな車でなければ勿体なくて行けない
数万年前の悠久の時を台風の影響雨に濡れながら味わった
人の人生の時間は過ぎるのは早いが借金の時間は過ぎるのは遅い
同じ自分なのになんと言う矛盾か
などと数年万年前に埋もれた針葉樹を触りながら染みったれた事を考えてしまった。
思うに同じ自分でも時間の単位はその時によって違うのかもしれない
十三湖中島の駐車帯にある観光客相手と思われる店達も閉まっていたが
地図看板を濡れながら見ていたら遥か向こうの閉まってる店達の中で向かって右端の新岡商店と書いた店から誰かが手を振っている。
広い駐車場には俺以外は誰も居ないのでバイクで手を振ってるお姉さんの処に行った。
こんな雨だから暖って行けと言う。
上は少しいい物だったが下は安物のカッパでバイクのスピードと強風で破れていたので中まで濡れていた。
ありがたく暖まらせて貰い何か温かい物でもと思いシジミラーメンを注文するが風が強く何も用意をしていないので時間が掛かると言う。
こうなるとすぐ感激する俺は駄目で これこそおもてなしの神髄 無償の愛と感激しシジミラーメンを時間が掛かってもいいからと頼む
ラーメン屋は立ち上げるのにもガス代もバカにならない事はよく分かっているが頼んだ。
婆ちゃんが作ったシジミ味噌お握りをくれた。
普段から味も気持ちもその時その一瞬の時間とその場の環境と言う思いがありカメラを持つ一瞬が心が震える時を切り裂くと言う思いがあり写真を撮る習慣があまりない無い俺は
食ってしまってからラーメンの写真を撮ったので最初はもっと綺麗にトッピングされている。
増毛から来たと返答すると増毛に知り合いが居ると言う。
Nさんと言う人で聞いたが詳しくは言いたがらないような気がしたのでそれ以上は聞けなかった。
今日は竜飛岬を回って陸奥湾横断フェリーで下北に移動と思ったが
フェリーは欠航で竜飛は酷い風なので
お姉さんは止めて五所川原に行った方がいいと言う。
出しなに荷物になるのは分かったがシジミのお土産を買ってしまった。
忠告は素直に聞いて五所川原のホテルに入って濡れた衣服を部屋中に吊るし干す。
しばらくすると嗅いだ事は無いがジャコウ鹿はこんな臭いがする思わせるような臭いがした
がすっかりそのまま眠りに着いた。
以前から「おもてなし 」や「こだわり 」はジェンコが絡まない無償でなければないと思っている。
有償ならそれは商売の手段であり「頑固オヤジのこだわりの」ナンタラカンタラなどと書くのは恥ずかしい
ジェンコを稼ぐのは「おもてなし 」や「こだわり 」などと言えないそれだけ厳しい世界とも言える。
滝川クリステルにはすまんがほんと俺は面倒臭い奴だと自分でも思ってる。