俺様思想、ファースト

一個人がファーストと叫んでいる分には勝手に俺様が一番と思い上がって
御料地か我路の山奥で自分一人で服も自分で作り川で魚を取って
その辺りのフキかノビルなど山菜を取って黒曜石で作った包丁で調理して
自給自足で真冬を越せずに春までにオッチンでいて呉ればそれでいいのだが


北緯43度34分 東経 141度56分 縦走中

一国、一自治体、政治家となるとそうはいかない
政治家がファーストとは言ってるのは自分が自他共に世界で一番だと言ってる訳ではなく
自分が、自分の国が一番であるべきだと言ってるのだと思うが
それは分け合う場合も自分が一番に先に取り、一番多く取るべきだと言ってるのだ
そもそも縄文時代でもあるまえし今や世界中から品物、食料を買って成り立ってる

その様は自転車の細いスポークのようにお互いが正しく引っ張り合い人と車体を支え合っている
その36本あるスポークの中の一本でも俺がと言ったとたんに構造体は破壊する
地球と言う絶妙な構造体も俺が一番、ファーストと言った時点から破壊に進んでいく
自分が必要とする以上の物は売り、足りない物は正当な対価を払い売って貰う
これが世界の成り立ちなのだ。
その世界の中で俺様が俺国がファーストとそんな恥ずかしい事を堂々と言い扇動しようとするのは
もっとも政治家になってはいけない政治屋でその先に見えるものは結局は恥ずかしい俺様思想なのだ。

このかなりおかしい俺様思想は自分自身の中にいつも不満を抱えていて、
その不満が解消されると次の不満材料を探そうとしてるのではないか
悪いのは俺ではない俺には何の問題もないと
構造体の中で支えられて油にまみれて石油を掘ってる人がいる事を忘れているか
それともそれは俺の金欲しさで働いてると
その自分の金も結局は自分が汗水流し働いて稼いだ金だと忘れているのではないか
働いたいう事は誰かの役にたって、誰かに有難うと言われて貰った銭なのだ。

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