三河紀行 8 


平地の少ない内地では墓は何処にでもあり毎日見て暮らす処はよくある。
その墓も嘉永だとか元和とかも普通にある。
先祖を身近に感じると中には戦で騙し討ちに遭ったり残念な最後の場合は恨みつらみを思い出す場合もあるのだろう。
以前謙信廟を見た時に中に吉良上野介の墓があり説明して呉れた人に赤穂浪士の事を聞いた時に
「 あいつらはテロリストだ 」と言い その後の話でも 350年以上前の話でも う~ん結構引きづっているのだと感じた。
その辺りが北海道との違いなのかもしれない


越前加賀公園海岸
長距離を車で走ってると中々メシが食えない 営業時間が11時から開店の店が多く
その時間帯に合わせると混んでる時間帯に街中を走る場合が多く バックがしずらい車やキャンピングカーなどは駐車が面倒で諦める事が多い
勢いコンビニになったりスーパーでメシを買ったりする。
長距離移動の場合は一か所に絞って時間を合わせて走る事はやはり難しい
日中は景色を見ながら走り夜は道の駅で車中泊をする場合は道の駅の中の店も閉まっていて地元にまったく貢献しない場合も多くさらに
国道などは早朝は明らかに旅行客が捨てたと思われるゴミが沢山散乱している。
このままいくとキャンピングカーは嫌われ者になる日は近い

朝市と化した道の駅もありそれはそれで周辺客で賑わっている
北海道でも岩内や日高などの道の駅は街中にありメシを食って そのまま車で寝る事が出来るので地元のメシや酒を呑む事が出来る。
道の駅を長距離トラックドライバーの為か町の宣伝かなんの為に作るかと言ったハッキリとした目的がないと賑わるのは最初だけで後は維持費を町が出す一方になってしまう。
それに気づいた処はこれからは止めていく道の駅が多くなるだろうと思う。

高速や有料道路を使わないカーナビで走るとこんな処は普通に誘導されていく
古い町並みを見たい俺は構わんが
初めて地方に行くトラックドライバーはどんなカーナビ設定なのかと聞いてみたい

国鉄がもう少し賢ければ大動脈は一人で多くのコンテナを運べる列車で運び駅をハブにして後は小さな車で配達する事は出来たのではないかと思う。
ただでさえドライバーが足りない上に高齢化してるのに
たった4000人程度のここでも毎日何台もの宅急便のトラックが入って来る。
会社によっては大した荷物もないのに各社別々に路線を持ってるばっかりにカラでも走らんならん事も多い

昔のチッキの様に駅を集配場にして そこから配達集配などやったら軽貨物で充分で町の仕事も出来ると思うのだが
俺の寝てるベットから20メーターほど後ろがJRの廃線になった線路があり
地方で廃線を聞く度に何か方法は知恵は無かったのかと思う。


地方で燃料を入れる時は出来る限り小さいスタンドで給油をする。
ここから敦賀フェリーはすぐで4月2日乗船なので最後の給油になる。
給油もここまで無事走らせて貰ったから給油するか
これから走らせて貰うから北海道で給油するかで同じ給油でも少し違う。
高齢おばちゃんが出て来て北海道かいと聞く
わたしの親戚が美国に居て一度北海道に行って見たいと言った。
こう言う待ちの商売やってると売上ゼロでも店を休む事は出来ない
その為に地元で楽しみを見つける事しかなくなって来て仕事場がサロンと化すのだ。
そこでは小さな話を膨らませ盛って盛って同じ話が延々と続き旅人などいいカモなのだ。
旅人も笑いの一発も出ん様では唯々排気ガスを残していくだけになってしまう。
北海道人が内地の田舎に行って使えるギャグは
「 サルを見た 北海道はサルは金出さんと見れん 」
大概は喜んで呉れる。

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