石さんからの紹介で読んでみたが字が難しいしフリ仮名がほとんど無いクッソ!
沖縄にケーキ(景気)と言われた終戦直後の僅か5~6年の時代があったそうだ。
ナツコ 終戦直後、沖縄から遠く台湾、香港と船を仕立て南西諸島界隈を自由自在に密貿易に走った。女性ナツコの一代記
戦争に巻き込まれ本土の犠牲になり爆弾の嵐に合いさらに勝てば官軍のアメリカの占領下にありながら凄いの一言
ノンフィックションの特徴で事実が時系列に淡々と進んで行くが
上梓するまで12年の歳月とよくもこれだけ調べたものだと感動すらする。その原動力は
規制が厳しければ厳しいほどリターンは大きくなり、そして競争が起きるが大きな身方はその規制した官庁で裏を掻く者の身方となってゆくのは物の道理である。
密貿易などの裏世界は品物がダブついては意味がないので競争相手を追い落とすには密告という手段で規制官庁に告げる事によって規制官庁の手によって競争相手は消えてゆく事になる。驚くの広い南西諸島を次から次と股に掛けながら渡り、このナツコがそうはされなかった。
それは儲けた金を一人占めしなかった事と行った先の地元を優先した事と商売敵にも銭金を超えた尊敬を得た事が大きな要因ではなかったかと思うのである。裏を走る者や言葉も文化も違う者達とやって行くには哲学が無ければ裏世界では生きて行けない事を
沖縄はヤマト世の犠牲になりさらにアメリカ世と厳しい歴史の中を生きたナツコの身体に身に付いた本物の哲学ではないかと著者奥野修司は思ったのではないか
よく田舎に住みたいと言うが田舎はキャバクラと一緒である。ただ若いネエチャンなのか多少食ってるかの違いだけでほとんど変わらん
田舎のどこがいいのかなぜ田舎に住みたいと思うのか
のんびりした暮らしに生活費の安さか風景かに癒しを求める、これらが大きな理由と思うが
日本国籍を持ってれば執行猶予中以外はどこに住もうが勝手と思われるが、長い事爺婆しか居ない平穏無事の田舎に突然見知らぬ人に来られた住民はそりゃ迷惑でしかない そこに何かしらの癒しや自分にとっての都合を求めて来た者は、ではその田舎に代わりに何を差し出す事が出来ますかと言う事になると思う。いわゆるバーターである。持ってる銭なのか、物なのか、持ってる知識による先住民の便利さなのか
田舎から頂いた癒しには何らかの報酬を払わなければならないキャバクラと一緒である。ナツコ達は莫大な稼ぎをしたはずだが、南西諸島のどこにバラ撒いたのかその痕跡は御殿を残すでもなく跡形も無く消えて、最後は銭にも困窮したらしい その潔さが凄いのである。
ナツコは子供達、幸子や愛子に「会社や会社の金は一切あてにするな 」と常々言い聞かす。これは時を同じくして駆け抜けた本田宗一郎や藤沢武夫も常々子供達に言った。
南西諸島と言えばカエルのツラにションベンのコマッタチャン達の隣国との揉め事は北海道にとって重大な岐路に立たされる事になる。武力で勝てない日本の世論はアメリカとの協調をしていかざるを得ないと大勢は傾くだろうし日本はアメリカに借りを作る事になる。それは例外無き関税撤廃反対などは、どこかに吹っ飛ぶ話に繋がって行く事になり、
アメリカ合衆国国務長官に言わせれば
『そんな強気でいいのかな安倍くん~ジョンがケリ~入れるょ~』となる、
アメリカのいち早い声明にはそんな思いが確信としてあると思うのだが
これから北海道は大きな転換点を数年のうちに迎える事になるが、、、、、手はない訳ではないと思うし断言できる
また次回に、、、、、