ボヤキのりょうチャン

先週は兎に角忙しかった それも残り少ない生涯だが忘れる事は無いだろうと言う事ばっかしだった。
月曜日は誰がどう見ても無理だろうと言う15年ほど置いておいたフライブリッジ付きの結構大きな船の引渡し作業の為に青森からMさんとT市からFさん夫婦と俺は増毛からと北空知の山奥に集結した。
俺も青森のMさんも150キロ離れた場所に移動は絶対無理だと言うのにFさんは重機を一切使わず黙々と作業をし続けメシ食う処も無いので一日メシも食わずに現場で船の引渡しが終わり解散したのは夕方だった。
この夫婦が古代エジプトに生まれたならピラミッドでも簡単に作るだろうと思った。
そこから150キロ離れた場所にどう移動するかは大問題だが。現地引渡しなので後はどうするかは引き取り手の問題なので皆解散したが
そこから驚きの状態が始まったが画像を載せたいのだが色々支障があるので却下して

「 あんたこれで何かあったらテレビニュースに出るんだょ 」
「 諦めると言う事を知らない人だから 」
と言い続けるが奥さんの手はちゃんと動き続け手伝う俺達に労を労う言葉が絶えづ出て来る。
夫婦の凄さを見せつけられた。
俺も青森のMさんもかなり無茶だと思うが二人合わせた以上の無茶だと思ったがなんと三日掛かりで行程150キロをFさん夫婦だけの自力で移動させる事に成功したと連絡が入る。
自宅の真ん前が大きな幼稚園だと言う その幼稚園の子達は幸せだなと思った。


水曜日はこれから私達結婚しますとわざわざ遠方から挨拶に来てくれたので呑まない二人相手に酒盛りをする。
すっかり酔っぱらった俺に片付けをしてお握りを二つ置いて行ってくれた。
先に凄い夫婦を見たのでここぞとばかりに二人に言ってしまった。
ま~いっか嬉しい事なのでと


次の日はまだ暗いうちに出て此処に船の仕事に来た。
右は砂運搬船 左はケーソンを作る作業船 ケーソンが完成すると船に水を入れ沈めてケーソンを取り出す 沈めた時に使う通船の作業に来たが仕事で片道130キロ以上を日帰りで走るのは結構辛い
途中道の駅が留萌、鬼鹿、苫前、羽幌、初山別、遠別、天塩と7か所もあるが寄る処は決まっている。
以前の遠別道の駅は屋台より少し大きい位の店で焼き鳥と蕎麦を世間話をしながら食うが
油汚れの作業服なのと今年道の駅が立派になり過ぎたのでシッコだけ
品物は何も変わらんし一回見れば充分だと何も買わないので中には入らん。

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