沢尻エリカと中村哲さん

俺はカタカナ語の多い業界が長いのでその反動かカタカナで表現する事はあまり好きではないが
中村哲さんを一言で表すには適当な日本語が見当たらない
その生き方はダイナミックと言うかダイナミズムと言っていいと思う。

大自然を相手に一生を終わらせる人達が多く住む
ここ一次産業の地に住んで27~8年になるが
真冬の海に夜明けと共に炭を入れた一斗缶を船に積んで手と炙りながら操業したり
いつ終わるかわからん大地に農機具を持って挑む
獲って来た物を毎日毎日加工してる人達に夜通し走って届ける人達と
その生き様は凄いものがあり付焼き刃ではとても真似が出来るものではない
そんな人達の一生はここからあまり出る事もなく一生を終える。
その生き方はダイナミズムと言っていいと思う。

沢尻エリカなど役者はどんなに演技をしても、その演じる相手を超える事は出来ないだろう。
やればやるほどせいぜい自分がいかにちっぽけな存在かを知る事になると思うのだが
そのギャップが薬に頼る事になる一因ではないのか 薬に頼り手を出した時点でクズなのだ。
都会でどんなに明るくネオンを電気を付けようが その源に土台に生きる人達に並ぶ事など出来ない虚像の世界なのだと言う事を認めることが必要だと思うのだが
手を使い24時間365日 土を思い土をほじくり、
漁場まであと何万回超えるのだという波にぶつかり乗り越える。

ダイナミズムの塊の様な現場主義を貫きそれで逝った中村哲さんの生き方を見て
ここにも沢山のダイナミズム者が居るのではとそう思った。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA