除雪機と司法取引

現在は除雪機と言うと赤か青と言うくらいになってしまったが 
その前は様々メーカーがあった某社の開発段階から知っているがエンジンはテカムシ製でエンジンが始動する前に春が来るんでないかと言うくらい冬は始動しなかった。 
やがて国産ですべて賄おうと開発に掛かるが 基本構造はすでに国内あちこちにある物をパクって寄せ集めて20台が最初に造られて 色は現在の色ではない
それは道内に販売され使われていった。
試作品などは全くの素人が使うのが一番で多少でも知ってる人間が使うと壊れそうなとこはカバーして使うので
短期間で故障は起きなくてあまり意味はなくなる。

初期は10時間から20時間で必ず壊れると言うシロモノだった。
その時の開発技術者はこれでもかこれでもかと言うほど様々な部品を作っては吹雪の中に来て試すを繰り返すだった。
除雪機はワイヤーなどは凍結がある為に製作の手間は掛かるが極力ロッドで操作する構造にしたりと現場は慣れない寒さの中で頑張った。
意外だったのは極端に寒い処の除雪機は壊れないと言う事だった。
半端に暖かいと雪が溶けて曝露部分に染みこみ夜中に凍結して動かなったり 浜に近いと塩分を含んだ雪によって電食でエンジンすら掛からなくなってゆくなど様々事が起きてゆく

多くは狭いエリアに温暖な処と極端に寒い処が集中している北海道でも道北地方で試されて試作品が作られていった。
中には旭川や赤平の自転車店のオヤジが考えた構造が取り入れてその後は普通に普及していったモノもある。
そのオヤジが言うには「 俺が考えたのにお茶一袋しか暮れん 」と言いながらまた考えていった。

その後も一般に普及する事によって様々な人が使い想定外な事が発生してゆき 
初期の末端現場では壊した者に対してどうして壊れたのか時間帯はその時の天候はと聞き取りを行い
その一つ一つに真剣に対応していった結果が現在に繋がってゆく
通常1年保証があったが一年で使い切る物ではないので 
聞き取りも相手にしたら無償で直るのか有償なのかの境目がある為に本当の事を中々言わない奴もいるのだ。


 
ゴロついた位では取引は成立しないが珍しい故障の場合は保証期間が過ぎても取引され現物は回収されてゆくがそれはすべては前に進む為が前提になってやがて対策部品として無償で配られてゆく
吹雪の中 車のボンネットを外して走れば壊れるのが当たり前だと思うが除雪機は常にその状態にある。 
え!そんな使い方したら壊れるの当たり前ジャン!と言う事も多くあったがそれを解決して行って現在の女子供でも使える除雪機が完成した。

司法取引が一個人の救済の為にあるのはおかしいと思う
最低限組織全体が前を向く為になければないと思うのだが
戦国時代は城主の切腹と引換えに兵達は残されのではないのか 
幹部は下々の為に切腹せ~ 
策士策に溺れる 見込み違いしてやがんの~

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA