友子制度

20年前にカルロス、ゴーンがいなければニッサン舟艇部門はもっと早く終わりを迎えていたかも知れない
そう言う意味では良かったのだが
今回は色々考えさせられた それまで他のメーカーを売っていたのだが取引条件の厳しさで毎年の赤字続きで苦しんだ。
これだけ海のそばに居るのだからいつか目が出るだろうと寝る間も惜しんで副業や他の事で稼いだ金は支払に回し食ってゆくのもやっとだった。

世界三大メーカーと対等に取引する事などは地方の零細事業主では資金力から地域性からして無理があったのだ。
仕入れをニッサンに替えた その時に来たメガネを掛けた担当者によって助けられ業績V字回復を成し遂げて過去の借金も清算出来た。
俺にはその時その時で偉大な師匠がいたがどの師匠も言う事はほぼ同じだった。
ひとつにはメーカーそものでなく自分の処に来る担当者を見れと言う事だった。
小売り店はメーカーからしたら金を払う客側になるのだが 中々そうはならない売らしてやるのだと言う扱いなど普通にあり 昔のような親と子の関係はなく
メーカーや上司の意志が末端担当者にも表れてゆく

ボートなど高額商品を売ってると金のある奴ばかりと付き逢う事になるが
意外と変な奴や嫌な奴はいない逆を言えば そんな奴は大きな金を儲ける事など出来ないと言う事なのかも知れない
一隻一隻売って来たが あ~この人には買って貰いたいと思う人が多くボートも辞めてしまっても付き逢いが続く事が多い
逆にコイツには買って貰いたくないと思う事もあるがどうしても資金繰りで売ってしまった場合は自分が心の底に在るからなのか その後は上手く行かない事や長い付合いで損する事がある。 
何フィートなどと物の大きさではない その人そのものに売る事が出来た時には商売人冥利に付その気持ちはたとえ物が無くなっても変らん

商売は人そものを見るに尽きると大恩ある師匠達に教わったが 
自分は恩に報えるほど少しでも成長出来たのだろうかいつも後ろを振り返る。


最近はどのこ博物館も写真は撮っても構わないと言う処が多い
釧路炭鉱 末端も末端 地の底でお互いを切磋琢磨しただろう親と子の友子制度 この事は高橋揆一郎の本に書いてあるそうなので高橋揆一郎の本を集めてるが読んだらどうするべ~また本が溜まってしまうのだ。

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