落水

落水事故から二日たった 
20数年の間に年平均2~4隻が何かしらあって引いて来たりしたが経験上思うのは
手伝わない何もしない奴は声が大きい 
現場を知らないから思い付きでものを言う
それはニュースキャスター程度のレベルでかなり恥ずかしい事で
本当に思い願うなら口より先に身体か財布が動くべきだと思う。

船から船に飛び移るには工具を持参しない修理工などは口先三寸のタダ飯食いにしかならない工具はおよそ5キロある。
それを片手に揺れる海上で相手の船に飛び移る。

船から落ちた場合は自力で上がる事はほぼ出来ないと思った方がいい
陸にいて両手で自分の体重以上の物が持てない奴ははずみを付ける事も出来ない足を掛ける事が出来ない海からは上がれない
縄梯子やスイミングラダーがあっても下が固定されていない場合は両腕の腕力と訓練なしでは上がる事は出来ない

落水した場合は
敵味方問わず多くの若者を海の底に引きづり込んだ旧帝国海軍の泳法で千葉県安房地域に古来より伝わる古式泳法でなければ役には立たない!  
テレビで見る泳ぎ方はオリンピックだろうがなんだろうが それはタダタダ相手を記録で倒す競技でしかないのだ。
そもそも人間は有袋類で基本的には泳げるのが普通なのだが過保護と自信過剰で泳ぐ事が出来なくなっている。
泳ぎはなにもせず浮く事が基本で救命胴衣は衣服の一番上に着るのが基本なので救命胴衣は自前の物を持たなければない

ボートは安全性の観点からL/Wは3/1がほとんどだが漁船は作業をする事と造船場からの輸送コストの為に安全性は犠牲になっている。
業の場合は収益と安全性は合致しない全ての現場はそのせめぎ合いで
バカと煙は高い所に上がり必要以上に高い建物は作業員の危険の上に成り立っている。

小型漁船の横幅は運ぶ道幅に合わせ3メーター未満が多く浅海漁師の船は海の底を見る為に傾く事も必要でL/W、7/1や10/1以上などもある。
その為に横波を受けやすく常に転覆の危険と闘っている。
港の間口にいるタコイサリの船のそばを全速で走るボートを多く見るがそれは後を振りかえると自船の引き波でどれだけイサリ漁の船が揺れてるかわかるはずだが さっさと海は止めて山菜採りか陸でナンパでもしてれと思うのだが
引き波は船底の構造で決まり一般的にはボートは同じ大きさの漁船に比べて引き波は大きい

時系列でも何も出来ないかも知れないがこれからの若い人達が前に進む為に若い漁師は大きな教訓を残してくれた。

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