過程

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早朝6時 アールイン駐車場

留萌で遅めの新年会 汽車があった時は5時の気車でいって ここのビジネスホテル、アールインに泊まる一泊5350円 翌朝の汽車で箸別まで来るのがタクシーで帰るより便利で安いが~汽車が~汽車が~

左手がビジネスホテルアールイン 奥に写っている丸い家紋が
『 居酒屋 将軍 』  ここは下だけでも100人はゆうに入る居酒屋だが酒を呑むと言うより美味いものを食うと言った方がいい そのついでに酒を呑む感じでなにせ地元の店なので美味いものが沢山あり予約すると季節の鍋でも何でも作ってくれる。
東京などから来て ここで食うなら飛行機代もアールインの宿泊費もペイする。

ここには夜間高校に数年在籍した時の上級生だったA君が働いてる。
入店する時は先輩なのでキッチリと挨拶をしていたが名前も年も聞いた事は無かった。
昨夜 歳を聞いてしまった。A君は30歳になりますと言った。
確か出逢った時は16か17歳くらいで彼は夜間高校を卒業してから将軍でづっと働いてる。

彼ではないがだとすると時期が同じだったあれから 貧困の連鎖と無秩序と暴力の終盤だった時から12~13年しか立って居ない事になる。もっと昔の事かと思ったがまだそんなにしか立っていないのかと驚く

夜間高校に行って多くの事を学んだ。
商売人もビジネスマンも過程は端折り結果がすべてと言う、だがそれは正しい事ではない 
計算するにも482×2=964 とは計算しない(482+18)×2-40+4=964
と計算する早く正確でありさえすれば過程も方法も問わない
だが学校では方法論過程を教える 字もロクに読めない俺にとってはまどろっこしいい方法だった。
だが答えを知る事が出来る者はいいが途中で様々な事情でジエンドになってしまう者にとっては過程も夢も人生の大切な一部なのだと言う事を数年の夜間高校生活で学んだ。
二部制の教室で一緒に学んだ彼はチェーン店にあるようなやたら大声を張り上げる事もなく淡々と笑顔で注文を取りお盆を持って踊るようにして客席の間を通る。

帰りにいつも握手をして呉れる若い彼の手の暖かさはまだ旅の途中で過程の最中なのだ。

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