二層水流

明日は大事な用事があると言う時に酒を呑んでいた
と言うより呑まずにはいられなかった。
一緒に呑んでいた在職30年以上の工業高校の先生は豊岡1条に行くと言うと そこには一度も行った事が無いと言う
そんな馬鹿なと驚いたが6,3制は義務教育でどんな問題児でも大概の子はゆくがさらに高校となると選ばれし者の世界なのだと初めて実感した 上の昼間高校ではその世界を全く知らない事は何も不思議でもないのだ。
子は親を選んで生まれて来る事は出来ない 望んでも混ざり合う事のない二層水流をみた。

引き籠りそんなのはクタバルまでやっていれと思う下手に外に出すと車で歩行者天国に突っ込んだりする甘チャン達なのだ。
コンビニの廃棄弁当で食い繋ぎ帰る家さい無い子が沢山いるのだ。
未成年の面会は呼ばれた者と限られた者しか出来ない 帰り道はいつも挫折とどこに間違いがあったのかと力の無さを叩きつけられた。出会った事自体が間違えだったのではないか 只々甘えを与えただけで間違った入口を教えたのではないかと一日も思わなかった日は無い

修理屋は何か問題に直面した時はたかだか人間の造った物だ元に戻せない物は無い絶対に無いと考える。金をなんぼ掛けてもいいならすぐ直る。
だが場数を踏んだ奴は簡単に直す事も出来る、それはどんな場合でも自分には直せないが他の人なら直せると言う事なのだ。
いま目の前に問題があるなら自分ではどうしようも無いがきっと直せる対処出来る者はきっとどこかに居る。
それは俺に向合う力が無いその器量が無い事を叩き付けられた。
いい処までいったと思っているとその思いは外される その繰り返しの年月だったそれだからこそ普通に咲く雑草が愛しくなる。
外敵要因なら時間が解決して呉れる事が多い 
その時の為にどこかに必ず居る神様に選んで貰えるように常に身を正して生きていって欲しいと帰り道にいつも思うそんな日々だった。

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黄昏ていつでもかかって来いや蹴り倒して返り討ちに合わせてやると言う腕力は無くなったが 
各地で汗を流し立派に成長した姿を見る事が多くなった。
俺はここからはもう何処にもいかないだろう ここに居る。ni

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