今回はぼやき
今は一人で個人営業に近い零細企業の会社社長を辞め個人営業にすると決めて3年だが、辞める為にはとんでもない苦労をするという事を実感して
いまだに会社を辞める事が出来ないでいる。
殆どの零細企業社長は個人の時代にコツコツ貯めた金を工具や資金繰りの為に会社につぎ込み回収は出来ないでいると思う。
それは景気のいい回収出来る時期には 次の仕事を考えておかなくてはならないからで、その為の金をまた会社に貸し、金は回収出来ないを繰り返し気付けば数千万などは普通にあると思う。
では金が無い社長はどうやって食いつなぐかというと 会社の一画に自宅を建って、どこに行くにも会社の車で行き水は会社の水道からヤカンで汲んで飲む 山から来た社員の米を頂戴し酒は仕事繋がりの貰い物を飲むと、これは社長の役得
ただし政治家も役人も社員もヘマしても会社を辞めれば余程の事がない限り負債や責任は追いかけてはこないが
零細会社は社長の個人保証がなければ殆どの融資は受ける事は出来ないし大きな会社の取引も出来ない場合が多い
その為に有限会社といっても不始末から逃れる事は出来ないし 恐い~オヤジの取り立てから逃れる事も出来ない
儲けようが赤字が出ようが法人税の均等割り会計処理 登記変更等等に年に数十万が必要になり
面倒なのは会社は法律遵守が大前提で何か新しい道を切り開こうとすると会社定款の変更が必要になり これも結構な金が掛る。
その為に会社を辞め個人で仕事をと思っても
自分の金を貸して買ったはずの工具や建物等等の資産をすべて処分しなければ会社の任意清算は出来ない法律になっている。
現金以外の資産を返して貰おうと思うと社長個人に売却した事になるらしく
俺の場合で社長個人に資産返却と売却登記変更と消費税と二百数十万が必要になる
消費税その他が払えない場合は払える誰かに住んでる部屋を売らなければならない
その諸々から逃れる方法は儲けてるうちに社員も含めて会社を売ってしまうのが一番 このやり方はアメリカ流だが
ところが会社は若い者もバカ者も含めて コイツらと家族同然と思って売るなどは考えられなかったし息が出来るうちは討ち死にだ~などと思ってしまった。
この会社を作った時は資本金が300万必要だったが、いまは資本金は1円でも会社は作れるが個人事業主は事業内容の登記も必要ないし資産は辞めても
そのまま使い続ける事が出来るので零細企業の社長にしかなれない器の者は社長になっては絶対にいけない