スイカ蜜

西達布で農業をやっていた、家族が甘い物を買う余裕がなく
売物にならなかったスイカを家族総出で拾い集めて大きな窯で煮詰めてスイカ蜜を作ったと言う
その後離農し大都会に出るが家族総出で作ったスイカ蜜を作った時が一番幸せだったと言う

お金は大事で粗末に扱っていいのものではないが
経済は金ですべの尺度を測る処に間違えがあると思うのだが
明日食う物があったらいいとはならない さらに欲を掻くのが経済でたった一人しか乗らないバイクに1300や1500ccはいるのか
3人しかいない家族に3階建てはいるのか、それは対外的に見せる為のモノでないのか
もっと、もっと、と経済はそれを煽る事で成り立って部分がある事に気づかなければならない
いまの生活を5パーセント下げたらなら進歩速度を5パーセント遅らせたなら
全然違った世界と価値観が見えて来ると思うのだ
すべては作用と反作用で成立ち、得るモノがあると失うモノもある
大昔都会で生活していた時は飛ぶ鳥を落とす勢いどころか飛ぶ前に獲る生活をして来たが
今頃になって気づくがその為に失ったモノも沢山ある

スマホに替えて先月頃からラインとやらで誰かわからん人達から文が何件も来る
その中で鎌倉に居るある業界のビックボスと言われる人が亡くなっていた事を知る
いまも付合いがありながらママはなんで今まで知らせて呉れなかったのかと思ったが
俺もこの歳になるとひとが亡くなっても寂しくはなるが悲しくはない
それはそのひとが今までやって来た事や思いが魂となって誰かに引き継がれたり心に残ったり
この空をアチコチ自由に飛んでいるのだと思う様になった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA