海には白線も標識もないあるのは広い海原だけで自分の思った通り走り自由に何処にでもいける
道路に穴があったとか標識が欠落していたとかと道路管理者を訴える人もいるが
海は突然の三角波が来ても濃霧が出ようが暗岩があろうが誰も訴える事は出来ない
自由とは自分に対する責任が伴う、
その多くは自分の命を持って償うのが海なのだ
多くの罠がひそんでいる海で危険を回避する方法は沢山あるが
その中でも仲間を作る事も大事なのだ一人で海に出る事は落水があった場合は
ほぼ船に戻る事は出来ない
船頭が多すぎても困るが何かあった時は正確な判断が出来ない事が多く
嬉しいのもわかる 気がせくのもわかるが
初めて船を買ってひとりで海に出る事は絶対にやってはいけない
海も山も救助は蟻地獄に落ちた者を助けに行くに等しく
自分が困った状況のおちいった場所に、状況に、同じ目に、あってくれと言ってるのだ
助けるには経験と充分な準備と多くの陰の人員が必要なのだ。
この時代に命からがら戻っても誰もジョン万次郎にも大黒屋光太夫にもなれん
ただ皆を危険な状況に引き摺り込んだ者として記憶される。