企業の買収や合併を結婚と考えた場合
自分が不甲斐ない親と思っていても相手から呼捨てされたら
理由はどうであれ一家をあげて対抗せざるをえない
ましてや銭を出す側は特に注意する必要がある
USスチールと新日鉄買収は出来ないだろう なぜなら親を公然と呼捨てされた側は
その馬脚を露したたった一言が一人歩きして共和党だろうが民主党だろうが
一丸となって反対に動き買収は失敗に終わり現在69歳の新日鉄会長の商いに対する姿勢が問われていくだろうと思う。
金は人から人に渡って初めて価値がありカメに入れて隠し持っているだけでは
まったくの価値はなく今どきは危険すらある。
その金は感情を持っているひとに使われる事によって初めて金の価値が定まる。
昔から商人(あきんど)は三河屋から越後屋まで腰を低くして相手の肝を握って商いをして来た。
腰を低くするこれは何もベンチャラとヨイショだけではない相手の信条や置かれてる状況を理解する事でその後の商い将来はどう発展するかを思案する事にもなる。
その為にも相手との関係を居丈高になってことさら悪くする必要はまったくなく
ヤクザ者やゴロツキではないそれが日の本の永く続いた商いの方法なのだ。
ことさら日本人と言わないでも感情は世界中たいした変わらないと思う
金を得る為に畑を耕し種を植え鋤で収穫をした事が銭と言う字の語源で
銭を得る為には多くの人に様々なお世話になり食って生きていく事が出来
金さえ持っていれば礼儀を失っていいとはならない
どっちにせいつかは一人で旅立つ自分の人生において金は単なるきっかけにしかならないと
考えた時にひとに恵まれる様な気がしてならないと新日鉄会長のテレビ会見を見て思った。
実るほど頭が下がる稲穂かなと