修理業が長いが機械は最初から目的をもって作られ その目的にあった使用範囲で使う事が前提になる
違う使い方をすると故障となるが故障をひとつの問題ととらえて何が原因だったかを調べ対処方法を考えるのが修理屋で部品を交換し場当たり的に動かす場合もあるが
使用方法か設計ミスか材料に問題があるのかを常に考え続けるから修理業は面白い
ガソリンエンジンもいまは大変革が起きて付いて行くのも大変な時代に入った
一番の大きな違いは電子化された事で気化器キャブレターは一個のキャブの中にエンジンを始動させる為の気化器と低速アイドリングをさせる為の気化器と実際に使用し力を出す為の気化器と最低でも三つの気化器がひとつの気化器に組み込まれる
それが現在ではECUによって一つの気化器で滑らかな曲線を描きながら動いてゆく
修理業は職人ではない
手先が器用であればそれに越した事はないが予習と復習をすれば誰でも出来る業種で
俺の様なブキッチョはお呼びでない職人とは違う
昔の職人は技術は見て盗んで覚えろと言われ教えられる事は稀で
かと言ってジッと見てると何見てるだと怒られる
どしたらいいのょと言う時代も経験して来たが
戦時中に大江で戦闘機の手作り油圧バルブを作っていた職人が漏れないバルブを作る事で戦地に行かないで済んだと言った。
それは見られ盗まれてはいけない自分の技術が自分の命を守った。
平和な時代では考えられない事でもその場その時代と背景があって成り立ってゆく
その時代にあったやり方があり修理業でも自分自身が納得をしないと相手を納得させる事は出来ない
トラブルが起きて相手を納得させる為には相手にわかる言葉が大事で専門用語など極力使わず
相手の目線になる事が必要になってくる。
あまりにも相手を理解をしてシマッタ場合はミイラ取りがミイラになる可能性もあるが
警察官は大きなトラブルを未然に防ぐ為には相手目線になる事は大切な事なのだ。