バレンタインデーにあと3時間16分という時にホームページにメールが飛び込ん出来た。
それはまさしく飛び込んで来たと言っていい
あっと驚くとともに今までこんな楽しい写真があったろうか考えた。添付された写真には増毛に観光に来て一度言葉を交わした子が写っていた。ボア、ジャンパーとサングラスにマスクという何んとも怪しい姿
多分家にあったものを揃えて撮ったのだろうから一円も掛かっていないだろう。お金を一円も掛けないでも、こんなに楽しいバレンタインデーのプレゼントを貰った事があったろうかと今までの人生を振り返ってみたがない
常々写真は写真を撮った人が撮りたいものを残したにすぎないと考えてるので、写真は素人が撮る写真が誰がなんと言おうが写真の基本と思っているのです。
肩越しに見える年代物のふすまに慎ましい生活を心豊かに暮らしてる一家の姿が見えるのです。
この写真を保存をする為に表題を付けるとしたら、どんな表題が良いだろうと二日も楽しく考えた。十代なのでスッピンだろう。
さらに冬山に入る事の多い俺はジャンバーにはうるさい、その俺が見てもこれはいいと思うジャンバーで極北仕様かと思われるほどの質実剛健のジャンバーに見える。中がボアで両脇のジッパーが上下逆なら、かなりハードな使用状況を想定したと仕様と想像できる。そこまでは無くとも厳しい冬を乗り越えさせる為に選んで買って与えた親の愛情が見て取れるのです。
そんなんでスッピン美女で極北の『スピッツベルゲンの美女』などはどうだろうかと思ったり、怪しい姿から『家政婦のミタ 町方同心心得』がいいかなどと考えたが長すぎるので保存表題はやはり『スピッツベルゲンの美女』が良いだろうという結論に至った。
これからいつまでドン底人生が続くのかと思った10代がもうすぐ終わるという時によく当たると言われた笠寺観音の占い婆さんに手相を見て貰いに行ったが占い婆さんは手相は変わると言った。 その婆さんは結局は自分の人生は自分で変えれと言ったのだと思う。
この素直に伸びた手にこれからどんな手相を書いて行くのだろうか
男の主義も主張もすべては子供達に銭などを超えた気持ちの豊かな未来を手渡す為にあると再確認しこのご一家のように、いま目の前にある幸せと足下にある幸せに気付き大事に出来るならどんなに嫌なニュースが減るだろうと思うのです。