費用対効果

『 ね~ね~アンタ~あの酔っ払いに修理は出来るの~夏も人生も短いのョ~』
『 いつも呑んでるわけではね~べ~ 』
『 だって行くたんびに呑んだくれてるょ~ 』
と休日にしか来ない人の声が聞こえて来そうな日々に耐えながら費用対効果に悩みに悩んだ。

日曜日は全船帰港を見てから呑み始めるのでありますが
さらに今週日曜日は20数年前にこんな日が来る事など想像も出来なかったKが家族を見せに来た。
その場に居た漁師のタカさんがタラ鍋を作ってくれた。
呑まずにいられようかと祝宴を始める事に
逆境だろうがなんだろうが守るべき人を持った奴は強い
親方、親方と言う声に酒が少し塩っぱい味がした。


ひと月ほど悩んだV6修理も目鼻が付きほぼ完了した。
特別骨董的な価値がない機械物は闇雲に費用の掛かる物は新品に交換した方が良いに決まっている。
実際に使用される機械は費用対効果が求められて年数のたった機械は機械の残りの年数といつまで海に出れるか自分の残り年数と修理代との兼ね合いは大事な要素になる為に悩む事が多いし
年数がたったエンジンはボルトは外れないで切れてしまう確率が多いその為に中々作戦が立たないのだ。
大事なのは機械などではない家計の為に諦める事も大事なのだ。
OEMもあるこのエンジン系列は結構な数を売っていてサービスマニュアルはボロボロになるまで読んだ。
悩んだ時はやはり本の方がいい、違う項目でも一枚づつめくる事でひらめく事もある。

たとえ修理を諦める事になって船を手放しても付き合いが変わる訳ではないと言った。
その船主の嫁さんが来る度に持って来て呉れるニギリメシは何よりも美味いのだ。

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