農工、商士

半端者で大儲けはしないがなぜかそこそこに稼ぐ俺が考える商人とは
右の物を左に動かして利ザヤを稼ぐのが商人で
紀州で大量に採れるミカンを江戸に運んだのが紀伊国屋文左衛門だが問題は熊野灘で地形からいくと航行は相当難しいだろうと言う事はすぐわかる。
太平洋側は陸地から離れる海流がありジョン万次郎を始め多くの人が太平洋に流されている難しい海流なのだが
その点日本海側は陸に流される為に江戸時代から高田屋嘉兵衛で知られた北前船は頻繁に往来した
動力船や汽車の出現により北前船は終了したが
望んだ結果ではないだろうが結果として太平洋側と日本海側の圧倒的格差を生んだ。
様々な要因はあろうが原因の一端を作っていったのは北前船のアイヌや地元人などから搾取に近い物流と優秀な人材の吸い上げがあったのではないかと思うのだが

丹後由良湊 北前船資料館

農は農、工は工、商は漠然とした範囲が広く、士は刃と槍で支配をした側だが商が士に近づいた事によって地球では現代まで悲劇が起きている。
俺が言うのもなんだが商に関わる人すべての人が士農工商の中でも、もっとも厳しい御法度を持つことが世界平和に繋がっていくと思うのだが

世間ではお客様は神様ですと思ってると思うが それは間違えで作られた間違え錯覚なのだ。
お客様は神様ではない 圧倒的に売る側が強いのである。
それは昨今のコンビニ騒動を見るとわかる。
お客さん⇔店舗⇔コンビニ本部
たかだか一軒や二軒のコンビニ店舗など有ろうが無かろうが本部は痛くも痒くもなく風で何処かに飛んで行って欲しいと願っている。
戦いを挑んでも資金力や人材力に圧倒的差があり風前の灯以前の問題なのだ。
店とても珠に色鉛筆一本買うお客さんにも同じことが言えるし店側は危機の分散を図る為に少額のお客さんを大量に集めようとする。
その結果は順序は
本部メーカー☚店舗☚お客さんとなる。

圧倒的物量の前に弱小店舗やお客さんは何をすべきかは揉め事が起きた時に本部相手に改善を迫っても時間ばかりが掛かり此方の息切れ状態が起きる。
即刻やるべき事は自分の側に内に改善すべき点はないのか、反省する事はなかったのかと点検する事なのだ。
そこを改善してゆき相手にも改善を迫る これが最善策でこれ以外には無いと思う。
それでもダメな場合は船を乗り換える。
これが無く一方的に相手を土下座させたりすると窮鼠猫を噛んだりして場は戦いに消耗戦にと一歩前進してゆく

商は誰とも戦わない事 敵はテメ~の中にあり
大事な仕入れ先や農工に寄り添い商人こそが寛容の精神を持たなければと今頃気付いている。

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