札幌から戻ったが今回はとても衝撃だった。
一つはある人の言葉にとても衝撃を受けた 北24条の居酒屋で日本酒5合目を呑み始めた時に雑談の中で
「 職人は商人にはなれない 」とその人は言った。
その人の仕事ぶりや会社を何回か目にしていた俺は衝撃だった。
儲かっている会社は一律に綺麗なのだあるべき処にあるべき物は置かれ掃除も行き届いている。
危険な仕事をする会社は特に本当にこの会社は稼働してるのか思うほど綺麗な会社もある。
それは整理整頓出来てない現場は足元を取られるからなのかも知れない
その儲かっているだろうと思われる会社のトップが言うのだから
整理整頓が出来ない不器用な俺にそれは大陸間弾道ミサイル並みで酔いも一遍に覚めてしまった。
「 いいメカニックはいいセールス 」と言われていい職人になりたいと仕事をして来たが
俺は不器用なのと千分の一ミリを手の感覚だけで知る事も出来ない 整理整頓も出来ないのでいい職人とはとても言えない
さらに適正価格で売る次世代を育てる事が出来ないのでいい商人ともとても言えない
職人は商人にはなれないかも知れんが、逆に商人は職人にはとてもなれないと思う。
沢山の優秀な職人を見て来た俺は優秀な職人はたまたまその仕事をしただけで何をしても能力を発揮するだろうと思うし
優秀な職人に共通するのは普段の生活でも物を置く時に育ちの悪い店員が釣銭を渡す時の様に手から捨てる様に放す事はない
バラバラになった家族をまとめる為に食っていく為にとガムシャラにやって来たが
俺はほんと半端者でいったい何者なのか何か世の中の為になったのかホテルまでの帰りの道々考え込んでしまった。
もう一つは懐かしい恩人にあったが現在を作って呉れた恩人なのに一瞬顔が分からなかった。
確実に時は過ぎ去り続けている事、歳食った事を突き付けられた。
もう都会では生きてゆけない早く石狩川を越えよう。