クボタND15


ある農家の倉庫にあったジーゼルエンジンをじっと見ていたら もってゆけと言う。
重量は一トン近いと思う 貰っても移動にクレーンが要るし終活の最中なので邪魔要らんと言ったが
ある日家に戻ってみたら留守の間にド~デンと置いてあった。

エンジンは動くと言うが平ベルトで動かす機械は持っていないし貰い物は売り飛ばす訳にもいかない 
ここの金物はすぐ錆びる浜では定期的にエンジンを始動させる必要がある。
少し困ったが農林大臣賞を貰ったと銘版がある内燃機エンジンは回転するエンジンの原型でもある。
以前に書いたミニキャブのエンジン回転方向が違うと書いたが その後に気になって昨年買った横向きエンジンのダイハツハイゼットも見てみたが回転方向はミニキャブと同じ方向に回っている。 
耐久性より乗り心地を重視したのだろうと思うのだが横向きエンジンの場合は回転方向はエンジンの寿命と大きな因果関係がある。
このジーゼルエンジンは耐久性より乗り心地が優先される自動車エンジンとは違い回転方向が車と逆になっている 

クボタの歴史は長く創業明治23年に大出権四郎が大阪で鋳物製造に始まり長く 
このエンジンは左書きになってる処を見ると戦後すぐに生産されたかと思うんだが 
日本には横書きと言う書き方はそもそも無かったらしいが文明開化とともに右書き左書きと銘々勝手に書きたい放題にしたらしい 
それが第二次世界戦争で欧米文化の書き方を真似るのはいかんと一時右書きに統一されたそうだ。
だが戦闘機のエンジンなどは結構アルファベットは使われていて実際に何度も見た事があり
軍部などと言ってもご都合主義で大した事がないのである。
小型エンジンに関してはヤンマーも山岡孫吉によって明治45年に創業されている
当然同じ大阪発の先駆けクボタの存在が大きかっただろうと想像出来る。
数年前に長浜のヤンマー博物館を見た事があり
どこか地道にコツコツと農林水産関連の会社という冒頓感があった。
小型エンジンは大阪 バイクや織機は静岡と地域に先を照らす者が一人でもいると模写する者、後を追う者とその地域が発展してゆく セコイ指導者でなく胸襟を開く先覚者がいると地域は大きく発展してゆく
それは北海道でも同じで天塩山脈を境にして東にゆくほど所得格差が出来てゆく
その様はコンバインや農機具に表れてゆく

以前は古いエンジンなどは全く興味が無かったのだが心境の変化か
今となってはただただ古びた鉄の塊だが色々と面白いのである。
さ~どうするべ~先ずユニック付レンタカーを借りてこんと

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