樽を知る


ザップンピュ~黄昏た崖下村の堤防を波が超えて来てる。

土日ラーメン屋の今年の営業が10月末でおわった。
人件費があり少し赤になったが人を雇わずに自分でやったら食ってゆくだけはあった。
来年に期待しましょう。
少しだけ間口を広げたいのだが人がいない 地方から土日だけ稼ぎ来てくれる人はいないのかと思っているのだが


「 もしもしサイトウ様でしょうか~ 」 う~んこの慇懃無礼な言葉今どき怪しいと思ったが
「 ナンチャラ金庫です満期が来てますが~ 」葬儀代にと貯めていた貯金が満期に うんで出掛けた。
「 お利息はどうしましょうか~ 」 金額を聞いて利息だけ貰って持ち帰える事に
この銭は勿体なく使えないので財布に入れずに握りしめて車に乗った。
一年間500円以上の物は三回考え 三日後でも欲しければ買うが その時は要らない事が多く食う物も我慢して貰った利息は確か39円
パッと数えずに帰ってきてそれが家に戻って握ってる手を開いた。
あれ~6円が足りない 
どこに落としたべ~と車の中や外を探すがなんぼ探しても無い
不思議だ~握ってる手は一度も開いていないのに 
が~なんと貰ったのは33円だったのだ不労所得39円に2割の税金が引かれていたのだ。
目の前に33円の銭を貼り付けて贅沢は慎み これと梅干し見ながらメシを食う事にしよう。

火曜日は仕事になってシマッタ 段取りが悪くなぜか休みが取れないで札幌に稼ぎに行って来た。
銭はある処からブッタくり無いとこに持って来るのが田舎の商人(あきんど)の大事な使命


ルート231石狩 大草原で夢破れ去っていった家々があちこちに点々とある。
遮る物も物標もない荒涼とした大地 この場所は冬はどんなに厳しかっただろう。
でも厳しい冬が不幸せとは限らん 借金が無く春まで一緒に暮らす家族と食う物と暖を採るマキがあれば他は何が無くともいいと思うのだが
ここに居た家族はいまは幸せに暮らしているのだろうか 貯金など到底出来なかっただろうし去った跡地も売れる事もなく片付ける銭すら無く放置されている北海道西海岸側
 

牛の放牧をしただろう酪農家の家 
各地の商店街組合にせ農協にせ漁協にせ 頭のいい奴はほかって置いてもなんとかする 
各種団体組合はそこに生きようとする者に背中を見せ、灯りをかざすのが船頭の務めではないのか


帰りはルート275から道道94号を回って来た。
目の前に鹿が舗装道路でノンビリまどろんで居た。 
除けろうと煽ってしまったが止まってこちらを見たりするが除けようとはしない
体脂肪ゼロ全身筋肉でグーで蹴られたら、村田 諒太どころの話ではないので間隔をあけて除けるまでやや走る。
ここの道道94号線はアライグマは居るわ鹿は居るわで一番引かれて多いのはエゾタヌキ
キツネは数が一番多いのに引かれているのをあまり見ない

俺が言うのもなんだが人生は日々足るを知るに尽きるのではないかとニュースを見てツクヅク思う。

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