フルトラーラー

最近スピードを出さんくなった それも数キロ先さえ見える道でたった一台しか走ってない時でさえ出さない 後から車が来たら避ける事が多くなり年食ったと思う。


アッチもコッチも行きたい 沼も川もその為にフリージァを乗せるトレーラーを引っ張るヒッチメンバーを取付ける。
トレーラーメーカーは日本にも有ったが輸入物に駆逐された。総重量750キロ以上のフルトレーラーを扱い始めて30年以上になり割と早い方と思うが最初は強度計算にも厳格な規格があり登録するのが大変だったが現在は資料集めさえ出来れば素人でも登録する事が出来る。
資料集めがタダで出来ると思うのは日本人だけ タダにはお返しが必要になってゆく

トレーラーとヒッチメンバーに見る日本の役所仕事と書いたら本が出来そうなくらい色々ある。
運輸省の役人がある日、アメリカ野郎に
『 ミスタ~ヤクニン テンロクも無いようなモノコックボデーに頑丈なヒッチを取付ける意味があるのか?ホァイ~ ナンチャラカンチャラ  』と 


ある日~突然~(トワエモア風に)強度計算書が不要になった ただし簡易な工具で取り外し出来る事が条件
この「 ただし~ 」に日本の役所の意地とアッタラコッタラが見え隠れする。
そんな訳でボルトオンでヒッチを取付ける事に

使うボルトはすべてこのタイプを使用
インチでナイロンロックナット 使うには手では動かないので少々面倒だが車の場合は部品脱落は後続車を巻込みかねない このボルトは緩んでから脱落するまでにかなりの日数が掛かる、それまでに運転者が異常に気付き対策を取る事が出来れば他に迷惑も掛けず部品の脱落も防げ銭も安く済む


う~ん~いい出来~ ミニキャブバンはヒッチ取付は割と難しく既製品はやたら複雑だがスッキリ付き高さも稼いだ。
満足満足と思ったが何か違和感があるぞ~
なんだべ~と思ったらナンバーが左だ~まいっかナンバー灯をバンバーに埋め込んだ時にひっくり返したので右と左を間違えた いつも言ってる右ウインカーはどっちから見ても右ウインカーだべ~と いかん夢中になると右も左も無くなってシマッタ
あとは連結検討書を作成して登録と!


フルトレーラーだけを言えばアメリカの要求力は大きい 簡単に言えばゴリ押し
モノコックボデーに頑丈なヒッチは高張力鋼板と言えども車体側に無理が掛かりメンバーその物が脱落などを何度も見て来た。
もっともそこまで気付かないほったらかしのドライバーにも問題があるが
力で押し切るにはいい面もあるがかなりの部分はゴロ付いてると思うさせる部分もあった。一旦決めた事は100年一日のごとく洗い直さない役人体質が先手を詰れてしまい、アメリカ製品を売り続けた俺が言うのもなんだがいい草刈場になったと感じた。
内側から見続けて自分では満足に出来てないがそんな事を感じた時間だった。
マグロがスピードを出せんくなったらイワシにならんでアウトになるが
人間はちんまりと地べたを這って生きてゆく事は出来る

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